本かつお
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●なぜ気になったか
スタジオジブリは、宮崎駿さんだけでなく鈴木敏夫さんがいたからこそ日本の宝となったと断言できる。未来の『君たちはどう生きるか』にも言及されたジブリの歴史、読みたい
●読了感想
物語というか歴史記録。ジブリの作品とそれが生まれる経緯が中心で流し見で読了。いろいろあったであろう内側のドタバタはさらっと触れているくらいで期待外れ。別本での出版を期待してしまう
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 少女漫画家、竹宮恵子はマンガ誌『プチフラワー』1983年1月号の、「まんが家が選ぶ面白いまんがは」というアンケートで『ナウシカ』の名前を挙げ、後に「同業者としての直感で、『これはなにか違う世界が始まるんだ』という予感がありました」と語っている。
- 昔の日本映画を見れば説明なんてないんです。だから自分で考えろですよね。自分で考えることによって楽しくなるんだから。
●目次
- 第1章 マンガ連載から映画へ。『風の谷のナウシカ』
- 第2章 スタジオ設立と『天空の城ラピュタ』
- 第3章 前代未聞の2本立て。『となりのトトロ』と『火垂るの墓』
- 第4章 『魔女の宅急便』のヒットと社員化
- 第5章 新生ジブリと『おもひでぽろぽろ』
- 第6章 『紅の豚』『海がきこえる』と新スタジオ建設
- 第7章 『平成狸合戦ぽんぽこ』と撮影部の発足
- 第8章 近藤喜文初監督作品『耳をすませば』とジブリ実験劇場『OnYourMark』
- 第9章 未曽有の大作『もののけ姫』
- 第10章 実験作『ホーホケキョとなりの山田くん』への挑戦
- 第11章 空前のヒット作『千と千尋の神隠し』
- 第12章 三鷹の森ジブリ美術館の建設と徳間康快の死
- 第13章 新人監督による2本立て。『猫の恩返し』『ギブリーズepisode2』
- 第14章 時代を反映した『ハウルの動く城』とジブリの独立
- 第15章 新人監督宮崎吾朗の『ゲド戦記』
- 第16章 人間が手で描いた驚きに満ちた『崖の上のポニョ』
- 第17章 米林宏昌を起用した『借りぐらしのアリエッティ』
- 第18章 時代の変わり目の渦中に作った『コクリコ坂から』
- 第19章 力を尽くした『風立ちぬ』。その後の引退と再始動
- 第20章 8年の歳月を費やした『かぐや姫の物語』
- 第21章 若手監督を中心にした新制作体制の編成『思い出のマーニー』
- 第22章 高畑勲が支え、導いた『レッドタートルある島の物語』
- 第23章 ジブリ初の3DCG作品『アーヤと魔女』
- 第24章 宮駿82歳の新たな挑戦『君たちはどう生きるか』
- あとがき 終わったことはどうでもいい。鈴木敏夫
- スタジオジブリ年表
- 1984年3月 『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)公開
- 1986年8月 『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)公開
- 1988年4月 『となりのトトロ』(宮崎駿監督)公開、『火垂るの墓』(高畑勲監督)公開
- 1989年7月 『魔女の宅急便』(宮崎駿監督)公開
- 1991年7月 『おもひでぽろぽろ』(高畑勲監督)公開
- 1992年7月 『紅の豚』(宮崎駿監督)公開
- 1993年5月 『海がきこえる』(望月智充監督)放映
- 1994年7月 『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)公開
- 1995年7月 『耳をすませば』(近藤喜文監督)公開、『On Your Mark』(宮崎駿監督)併映
- 1997年7月 『もののけ姫』(宮崎駿監督)公開
- 1999年7月 『ホーホケキョ となりの山田くん』(高畑勲監督)公開
- 2001年7月 『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)公開
- 2002年7月 『猫の恩返し』(森田宏幸監督)、『ギブリーズ』(百瀬義行監督)公開
- 2004年11月 『ハウルの動く城』(宮崎駿監督)公開
- 2006年7月 『ゲド戦記』(宮崎吾朗監督)公開
- 2008年7月 『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)公開
- 2010年7月 『借りぐらしのアリエッティ』(米林宏昌監督)公開
- 2011年7月 『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)公開
- 2013年7月 『風立ちぬ』(宮崎駿監督)公開
- 2013年11月 『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)公開
- 2014年7月 『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)公開
- 2016年9月 『レッドタートル ある島の物語』(マイケル・デュドク ・ドゥ・ヴィット監督)公開
- 2020年12月 テレビ版『アーヤと魔女』(宮崎吾朗監督)放映
- 2021年8月 劇場版『アーヤと魔女』(宮崎吾朗監督)公開
- 2022年11月 愛知県長久手市に「ジブリパーク」第一期オープン
- 2023年7月『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督)公開
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。