読了

大常識/百田尚樹

本かつお
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●なぜ気になったか

世の中のどのようなことが百田節のやり玉に上げられて、どのように糾弾されているのだろう。僕がどれだけ賛同できるかに興味がわく。ひとつのエンタメとして楽しみながら読みたい

●読了感想

中には僕の考えを超える怒りもあって楽しめるのではと期待したが、意外や意外タイトルに偽りなしの常識的な真っ当な怒りばかりだった。「そうそう、そうですよね」、うなづきながら自分の考えに安心できた

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 国会議員であって総理と面識がなかったなんて「わたしは仕事をしていませんでした」と言っているのと同じ
  • (国会議員の)全体の15%にあたる19人が資産0なんて誰が信じますか
  • (国会議員の)、高額資産TOP10のうち7人が新人議員だった。多分初めてのことで要領がわからず正直に報告したのでしょう
  • 弱い立場の人たちの権利を代弁することは決して悪いことではありません。しかし、往々にしてそれが横暴さや非常識につながっていることも多いのではないでしょうか
  • なにかにつけ「差別だ」と叫ぶのはいかがなものでしょう。そのために本来しなければならない〝区別〟さえできないのはあまりにも不合理なことです
  • (LGBT理解増進法案が通ると)、心は男のままで、ただ「女の裸が見たい」だけの〝自称女〟は、法律で守られるとなればやりたい放題です
  • (SDGsの理念に配慮したジェンダーレストイレは)、ただSDGsという言葉に酔っているだけで本質を完全に見失っています
  • 数日間の出社停止を余儀なくされるのが困る絶対に休めない人たちが(コロナ陽性)検査を避ける一方、何とかして仕事を休む理由が欲しい人たちはPCR検査場に列をなしています
  • インフルがこの3年間流行しなかった理由は、(中略)、いままで「コロナ」と過剰に警戒していたものもインフルの一種で、この3年間も例年通り流行していたと考えると合点がいきます
  • 日本人は他人を思いやる心をもつ民族だったはずです。優先席だ、専用席だなんて、議論をすることは本来、情けないことなのです
  • (3歳の女の子が通園バスの中に取り残され死亡した事件を受けて) 二重三重のチェック体制が必要との意見がでていますが、(中略)、バスを施錠する前に一番後ろの席から前まで確認するという最も効果的でありながらシンプルなことすらできないのですから、そんなことができるわけがありません

●目次

  • まえがき
     
  • 1 政治屋たちの醜態
    • 特権意識にはうんざりだ
    • 議員たちに「立場」の意識はあるか
    • 町長の実力行使は理解できる
    • 安倍元首相の死を悼めない人たち
    • 安倍元首相の死を悼めない人たち2
    • バカな政府のバカな少子化対策
    • 中条きよし議員に目くじらを立てる前に
    • 議員の財布を覗いてみれば
    • 「電動キックボード利権」を疑う
    • 嚙みつく対象が違う
    • 川勝平太知事は責任の取り方を知っているのか
    • いつまで「他人の金だから」という感覚でいるつもりだ
       
  • 2 横暴な「リベラル」
    • 抗議する権利はあるけれど
    • ルッキズム批判への違和感
    • あだ名は差別のもとなのか
    • 結婚についての私見
    • 労働は悪ではない
    • 個人情報過剰配慮社会を憂う
    • 女子高生の裸になる権利について
    • 沈黙の職員室
    • 「反フライドチキン」運動の厄介さ
    • チンチンを軽視するなかれ
    • 女性専用車両の根本的な矛盾
    • 太郎と書いて「じろう」と読む
    • 一般論が許されない風潮
    • 〝自称女〟をどうするのか
    • 障碍者差別は許せない、が……
    • トップレス・スイマーが許可された
    • ギャンブルに金を賭けるな?
    • エロ教師の権利主張
    • 朝日はテロを肯定するのか
    • 女性の安心を犠牲にするな
    • 平等という名の思考停止
    • 『君が代』が放送禁止だったとは
    • 『君が代』を知らない子供たち
    • 男女兼用トイレへの本音
    • 朝日は今日も横暴だった
       
  • 3 罪を憎んで犯罪者も憎む
    • 死刑はないけど射殺はある
    • やはり犯罪者に甘すぎる
    • やはり犯罪者に甘すぎる2
    • 死刑囚の権利と義務
    • 「反警察」の人たちの身勝手さ
    • 被害者の声にこそ耳を傾けよ
    • 相変わらずの弁護士たち
    • 性犯罪者が働ける学校
    • 警察官襲撃、ただし無罪
    • 女装犯罪者を野放しにするな
    • また起きた「自称女」事件
       
  • 4 平和ボケは不治の病
    • ゼレンスキー大統領と玉城知事の違い
    • ウクライナ女性の幸福を祈る
    • 電気は命に直結する
    • 「中国の論理」を理解せよ
    • 「遺憾」よりも「威嚇」が必要な時
    • やりたい放題の隣人たち
    • 中国人のビザと日本人のビザの違い
       
  • 5 コロナワクチンへの異常な愛情
    • わたしがワクチンを打たない理由
    • ワクチンのニンジン
    • 護憲派的コロナ対策
    • クラスターの犯人を特定?
    • 子供にワクチンを強要するな
    • ノーマスクでは勝てない
    • 観光業者優遇は不可解だ
    • 情けない総理の姿勢
    • インフルとコロナはどれほど違うのか
    • 杞憂ならいいのだけれど
    • 実態はワクチン支援だ
    • 尾身会長には呆れる
    • ワクチン被害者にも向き合え
       
  • 6 道徳崩壊
    • 退職金は権利だけれど
    • 優先席の使い方を考える
    • 公費でのタクシー通園とは
    • 救急車に道を譲らない人
    • 119番に20回電話した女
    • 何より子供を大事にしてほしい
    • EV車に感じる偽善
    • ヤングケアラー問題の背景
    • 闇金の被害者にどこまで同情すべきか
    • 生活保護の対象を拡大していいか
    • 恋多き教師
    • 救急車は足代わり
    • 110番はお悩み相談窓口ではない
    • 高速道路とは巨大な詐欺である
    • 想像力の欠如は許しがたい
    • おぞましい遺体愛好者
    • 生活保護キャンペーンへの違和感
    • 進む「匿名化」への疑問
    • ピアノが泣いている

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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