本かつお
記事内に商品プロモーションを含みます
●なぜ気になったか
●「ジャポニカ学習帳」表紙写真のカメラマン。秘境食的なのは苦手なので知りたくないが、著者が体験したいろいろなことを知りたい気持ちが上まわるので読みたい
●読了感想
●秘境食=昆虫食という勝手なイメージは間違っていた。秘境の住人たちがどのような食事をしているか、一緒につくったり食べたりしている感覚で知ることができる稀有な内容で楽しめた
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 花たちは無駄をなくすために特定の昆虫と契約を結ぶように進化する。特定の昆虫が好きな報酬を用意して花粉を運ばせるのだ
- ベオ村には電気も水道もない。外からの食料供給もほとんどない。200人足らずの村人はほぼ自給自足の生活をしていた。この狭い空間で村人たちが余裕を持って自給自足できているのは、この豊かな海があるからだ。おそらく、これが本来の海の姿、地球の姿なのだろう
●目次
- まえがき
- 第1章 香料諸島をゆく ~パペダの魅力~
- 第2章 ザイール川をゆく ~マニオクの力~
- 第3章 ニューギニア高地をめぐる ~辺地のサツマイモ食~
- 第4章 ベトナム山岳地帯を歩く ~美しい棚田とコメ事情~
- 第5章 メキシコの宝・バニラ ~一頭のハチがもたらしたもの~
- 第6章 スマトラの僻地を歩く ~シナモンは毒の香り~
- 第7章 国を挙げるに値した香り ~黄金のスパイス、丁子~
- 第8章 ウォレスの足跡をたどる ~贅沢へ誘うナツメグの香味~
- 第9章 最もシンプルな食事 ~最後のおかずはトウガラシ~
- 第10章 コイコイ族のパンとバター
- 第11章 メンダーは母の味
- 第12章 悪魔の囁き、テンペ中毒
- 第13章 天空のヨーグルト
- 第14章 ウチワヤシの宴
- 第15章 孤島のヤシ
- 第16章 マリポサの漁
- 第17章 ジャガイモの力と人間の叡智
- 第18章 奴隷に支えられた不思議な食べ物
- 第19章 悪臭が芳香に変わる時、テラシ
- 第20章 胡椒を食べる
- あとがき
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。