本かつお
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●なぜ気になったか
ChatGPT、3.5発表時はいろいろと試してみたが、その後活用方法が見つけられず使わなくなった。進化した4omniが発表されたし、GPT活用の参考になる内容っぽいので読みたい
●読了感想
思っていた内容とはちょっと違っていて、活用に役立つような具体的内容はほとんどなく、概念的な点で参考になる内容だった。僕自身AIに正解を聞いてしまう傾向がまだあるので、「共創」ツールとして使う意識変革が必要とわかった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- これからはラクをしなければ、成果を出せません。これまでのようなシンドイ努力をしていたのでは、成果は出ません。ChatGPTの登場によって起きたのは、「努力革命」というゲームチェンジ
- 「あたりまえ価値」とは、最低限クリアしておかなければならない水準。「わくわく価値」(とは、)「ワオ!」と感動させられる水準
- これからは、「一発必中」で正解を出せる人よりも、不完全でもいいから数を打って、その中で軌道修正しながら正解を見つけていける人の方が有利
- 「ざっくり→じっくり」、ChatGPTで壁打ちする5つのステップ。 ①まずはざっくり②問題を小分けにする③打ち手を考える④絞り込む⑤じっくり質問を繰り返す
- ChatGPTは、正解を検索するツールではなく、対話(チャット)しながら、新しいものを一緒につくっていく「共創」のツール
- ChatGPTを使いこなす上でキモとなるのは、その先の絞り込み、すなわち前提と制約条件の追加
- 「頭の良さ」とはなんでしょうか。いろいろな要素がありますが、シンプルにいうと「引き出しの多さ(=知識量)」と「つなげる力(=推論力)」
- 思考を深めるには、「つまり?」と「例えば?」、すなわち抽象化と具体化を行ったり来たりするプロセスが大切
- これからは、PDCAから、最初に実行ありきのDCPAへ
- 大切なのはDCPAの数なので、むしろたくさん失敗した人の方が成功確率が高まります。(中略)、小さくすばやい失敗の数が多い人こそ賞賛される社会になっていきます。このときに必要なのは、失敗を楽しむ力
- AIが最後まで持てないのは、(中略)、論理的思考力や合理性によって導き出された答えから「飛ぶ力」
- 自分の好奇心が作動しないことで、インプット不足になってしまう。(中略)、何か気になるものがあったら、とりあえず「すげー! やべー!」と叫ぶ。(中略)、「すげー! やべー!」は、好奇心を再起動させる、マジックワード
- 人を動かすのは「何をするのか」ではなく、「なぜやるのか」というその人の思い
- この100年ほど、ビジネスはジグソーパズル的な発想で動いていました。生成系AIによって、これからはレゴ的発想が大事になっていきます
●目次
- はじめに いま、努力革命が起きている!
- 序章 ChatGPTがもたらした3つのゲームチェンジ
- 変化その1 「80点」が合格ラインでなくスタート地点になる
- 変化その2 あらゆる物事は「個別化」していく
- 変化その3 正解主義から修正主義へ
- 成長の仕方も、これまでの常識とは「逆」になる
- 第1章 ChatGPTで壁打ちする
- 「ざっくりしじっくり」、ChatGPTで壁打ちする5つのステップ
- ChatGPTは正解を探すツールではない
- ステップ1 まずはざっくり
- ステップ2 問題を小分けにする
- ステップ3 打ち手を考える
- ステップ4 絞り込む
- ステップ5 じっくり質問を繰り返す
- 深津式プロンプトを使ってみる
- 開発途上の技術なので、この4点に注意しよう
- 成長のゲームチェンジ1
- モヤモヤして悩む → 吐き出して考える
- 第2章 「頭の良さ」はコピーできる
- 「頭の良さ」とは「引き出しの多さ」と「つなげる力」
- マッキンゼー式「意味ある情報」の引き出し方
- 「ファクトも抽象化」がこんなに簡単にできる
- 「抽象化し転用する」もどんどんできる
- 「つまり?」と「たとえば?」を繰り返す
- 悩む前にサッサとChatGPTに聞いてみる
- 問題解決のキモは問題を特定すること
- 課題のセンターピンを見つける
- 名経営者に仮想ディスカッションをしてもらう
- ChatGPTの頭の使い方を聞いてみる
- 成長のゲームチェンジ2
- 締切前日にアタマ真っ白 → ざっくりで常時稼働
- 第3章 「経験」はコピーできる
- 「下積み10年」はもう意味がない
- 職人の「目」や「技」も「見える化」で誰もが学べる
- 「アリバイのための仕事」が生産性を引き下げている。
- 憧れのリーダーが自分のためだけにアドバイスしてくれる
- 成長のゲームチェンジ3
- 30%しか見えていない → 100%見えて、日常が気づきの宝庫に
- 第4章 「センス」はコピーできる
- 1曲を30秒でつくれて、アレンジも何干バターン
- センスとは「圧縮体験」
- SSRはガチャを引き続けさえすれば出せる
- PDCAから、最初に実行ありきのDCPAへ
- 生物は多産多死の生存戦略で進化してきた
- 「いかに失敗を減らすか」という発想が無意味になる
- イノベーションは普通のものの「組み合わせ」から生まれる
- アナロジーカもこんなに簡単にものにできる
- クリエイティブ経済の時代は個人の方が有利
- 成長のゲームチェンジ4
- PDCAで80点の合格点 → DCPAで120点のクリエイティブ
- 第5章 ChatGPT時代の学び方
- 受験勉強は意味がなくなる
- 自分が本当に学びたいときに学べる時代
- スピードも内容も自分用にカスタマイズして学ぶ
- 「不安」と「退屈」の間で夢中になって「フロー」に入る
- 「スキルがあれば食いっぱぐれない」という発想も無意味に
- 海外の情報を収集するときの「言語の壁」はなくなった
- YouTubeとAIで自分だけの大学院をつくろう
- 第6章 それでもコピーできないものがある
- AIが最後まで持てないのは「飛ぶ力」
- 論理的思考力だけでは意思決定できない
- ChatGPTに頼っているとバカになるのか
- インプットとアウトブットの繰り返しで「自分の軸」を見つける
- ほとんどの停滞・モヤモヤの原因はアウトプット不足
- ChatGPTを専属コーチにして「良い仮説」を探す
- ChatGPTに質問してもらって、モヤモヤを言語化
- “How areyou?” を口ぐせにすると何がいいのか
- 「すげー、やベーカ」で好奇心を再起動させる
- 人は目の前にあるものの30バーセントしか見ていない
- 成長のゲームチェンジ5
- 無難に周りの正解に合わせる → 自分軸で決める
- 第7章 「やるべき」でなく「やりたい」を起点に
- iPhoneとガラケーの分かれ道はどこだったか
- 「ないものを埋める」から「ほしいものをつくる」へ
- 人を動かせるのは「なぜやるのか」という思い
- 「とにかく新規事業を」のプロジェクトが挫折する理由
- スキルを身につけることが人生の目的になっていないか
- もう肩書では人を動かせない
- 競争優位性の決め手はIQから偏愛へ
- 成長のゲームチェンジ6
- こんな高い階段上れない → 気がつけばこんな上まで!
- 第8章 普通の人だってこんなに高くまで行ける
- 優れた起業家に共通する「クレイジーキルトの原則」
- 「これ、やりたい」を手に「わらしべ長者」でいこう
- 逆算思考の呪縛から自由になる
- マネタイズの手段は後からついてくる
- SNSでフォロワーを増やす情報発信の方法
- 必要な装備は歩き出してから調達すればいい
- ジグソーパズル的発想とレゴ的発想
- 時代はロジカル・シンキングからアブダクションへ
- 一歩踏み出すとき、不安と痛みはあって当然
- 自分の選択が正しいかなんて、ジョブズだってわからない
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。