本かつお
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●なぜ気になったか
『川のほとりに立つ者は』が初読だった作家さん。現実感を感じる作品で楽しめ、相性いいと感じた。過去作にもさかのぼって読みたくなるのか判断するために読みたい
●読了感想
現実感を感じさせられる話は好みで引き込まれはしたが、人の機微表現にもう一息感を感じてしまってちょっと残念な読後感。ただ、過去作に比べて残念、的な他の人の感想も見受けられるので評判のいいのを選んで読んでみたい
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- (彼の机の上には)『デキる人の時間管理術』という、デキる人は読まなそうな本が置かれていた
- 人間は多面的な存在だから、やさしい時もあればそうでない時もある、というだけのことなのだろうか
- 自分の力が及ばんことは、見て見ぬふりしとくほうが生きやすいんちゃう?
- 人はたいてい他人の話を自分が聞きたい部分しか聞かない
- 前例がない場所では、自分が前例になるしかない
- あの時逃げ出して正解やったって、あとから自信を持って言えたらええなって今は思ってる
- 正直、まったくだいじょうぶではなかったんです。でもだいじょうぶかって訊かれたら、だいじょうぶですって答えるしかないでしょう
- 相手の全部が好きではなくても、「好き」は成立する
●目次
- 第一章 春の風
- 第二章 香る雨
- 第三章 夏の雪
- 第四章 秋の夢
- 第五章 冬の花
- 第六章 空と羽
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。