本かつお
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●なぜ気になったか
「書く」ことがテーマの15人の書き手による作品集。書き手の一人が、今のところ出版されたら必ず読むと決めている僕のマリさんなので読みたい。加えてphaさんも書かれているので読みたい気持ちさらに上昇
●読了感想
タイトルに「レッスン」とあったので、具体的な練習っぽいことが書かれているのかなと思ったが、そのような内容は皆無。文章を書く上で大事なこと、複数の方が同じことを書いていて、そこがまがうこと無き核心とわかった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- (文章の書き方として)、思いついたことを五分間ひたすら書き出してみる。(中略)、その中から結びつきそうなものをまとめて並べてみます。(中略)、それを文章の形に整えていきます。
- 私が見つけた書くことの糸口が、〝レポート記事〟という表現方法でした。なにかをやってみる、なにかを取材する(見に行く、話を聞く、体験するなど)、それを書く方法です。(中略)、頭の中で考えてなにかを書こうとしてつまずいている人は、先に体を動かすことでてきめんに書けるようになります
- (文章書くことの)Tips
- ・何をどう書いてもいい
- ・メモをとる
- ・感想は書かなくてもいい、見たこと、聞いたことを書く
- ・五秒のこと二〇〇字かけて書く
- 書けなさの大きな理由の一つが「感想」。(中略)、感想を書かねばと思うと、文は停滞し、一気に難しいものになります
- 僕は、風景(のことを文章で書く)スケッチに「美しい」や「きれいだ」などの言葉を使わないとルールを決めました。それらは、自分の主観に基づいた、そこにあるものを飾ったり誇張したりする言葉のように思えたから
- 「美味しい」「美しい」といった形容詞を多用してしまうと、どう美味しいのか、どう美しいのかがまったくわからず、(中略)、「のっぺらぼうの文章」を生むことになります。(中略)、「具体的に・あなたが・どう感じたのか」をきちんと言葉にすることが大切
●目次
- はじめに
- STEP1 頭のなかは、真っ白です –自分は、なにを書きたいのか?
- 好きからはじめてみよう–石山蓮華(電線愛好家)
- スーパースター–国崎和也(ランジャタイ/芸人)
- 書くのって、そんなに大変なことなのか–武田砂鉄(ライター)
- 踊り場 どうして、書くんだろう?–「書く」の面白さを考える
- STEP2 「わたし」はどこにいるのでしょう? –自分の感じかたを知る
- 「わたし」のことがいちばん書きにくい–頭木弘樹(文学紹介者)
- まず釣り糸を垂らしてみる–安達茉莉子(作家)
- 書くほどに救われていく–僕のマリ(文筆家)
- COLUMN1 見直しは大切
- STEP3 二行目で、つまずきました… –どのように書けばいい?
- なぜ作家は書き続けられるのか–pha(文筆家・書店員)
- 根性を出そう、五秒を見つめて、繊細にユニークに書こう–古賀及子(エッセイスト)
- なんとなく書けそうな気になるヒントをいくつか–金原瑞人(翻訳家)
- COLUMN2 発信してみよう
- STEP4 だれに向けて書きましょう? –つたわる文章とは
- 一人ぼっちで、それでも伝えるために–乗代雄介(小説家)
- 人に伝わる文章を書く–全卓樹(理論物理学者)
- COLUMN3 もっと発信してみよう
- STEP5 書くことが、すこしおもしろくなりました。–ゆたかに書くには?
- 自分の言葉で世界をつくる–宮崎智之(文芸評論家・エッセイスト)
- 文字表現はどこにあるのか–服部文祥(登山家・作家)
- 明日を見つめる目で–荒川洋治(現代詩作家)
- おわりに
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。