本かつお
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●なぜ気になったか
BL小説は受け入れがたいジャンルだけど、一穂ミチさんは好きな小説家。BLでない小説ならば無条件に読むことにしている。本作もひとまずは男女間の恋愛小説だし、「著者新境地」らしいのですぐにでも読みたい
●読了感想
プロットが秀逸。ある時点で正解と考えて選んでも、心から正解と思えるのだろうか。また、時間がたったときにはたして正解であり続けてくれるのだろうか?、と考えさせられながら続きが気になり一気に読まされてしまった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 「いかにも」という行き届いたイベントがあまり好きではなく、そんな自分がまた「ちょっと尖ってるふうに見せたいようでイタい」から好きじゃない
- 「大嫌い」を上回る最上級の拒絶表現は「生理的に無理」
- 何かしてほしいことがあればいつでも言って。私の『いつでも』は、本当に言葉どおりに受け取っていいんだからね
- 大事なのは問題そのものじゃなくて、自分がどこまで許容できるか
- 男と女だもん。わからない部分にこだわるより、わかり合える部分を摺り合わせてくしかないんじゃないの
- おかしな話だよね。誰でも気軽に写真が撮れるようになるにつれて、どんどん『撮ってはいけない』ふうになっていくのは
●目次
- 恋とか愛とかやさしさなら
- 恋とか愛とかやさしさより
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。