読了

眠れない夜のために/千早茜

本かつお
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●なぜ気になったか

作品はすべて読んでみたい千早茜さん。どこが好みかというと、単純明快な直球的なおもしろさでないおもしろさを感じられるから。そのおもしろさは夜の暗さとすごくマッチするはず。眠れない夜が生み出す千早ワールド楽しみ

●読了感想

期待したとおりの千早茜ワールド特有のおもしろさを堪能できた。今までいつも感じてきてることだが、なにげないことでも言葉の選択と組み合わせで、なにかを考えさせられる表現を生み出すことができる才能に楽しまされてしまう

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • (溺れる夢は)、ストレスだとか、心配事があるときの夢だと占い好きの友人には言われた。思いあたることがないわけではない。けれど、ストレスも心配事もない人間のほうがめずらしいのではないか
  • もし、自分が教職に就いていて、こんなに幸福そうに眠る女学生がいたら、授業中であろうと叱るのをためらっただろうと思った

●目次

  • 第一夜 空洞
  • 第二夜 森をさまよう
  • 第三夜 水のいきもの
  • 第四夜 あめ
  • 第五夜 しじまの園
  • 第六夜 木守柿
  • 第七夜 夜の王
  • 第八夜 繍しい夜
  • 第九夜 寝息
  • 第十夜 仕舞いの儀式

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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