読了

明けないで夜/燃え殻

本かつお
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●なぜ気になったか

『愛と忘却の日々』が9/26に出版されたばかりなのに、1ヶ月経たないうちに新作が。「燃え殻さんのエッセイが好き!」という感想が多いし、どの本も評価高いし、燃え殻さんの新作は読みたい本に入れないなんてことはできない

●読了感想

うーん、燃え殻作品の味わい、好きなはず、好きなはずなんだけど、好きという感情が淀む感じ。なんかあざとさを感じてしまう文章でひっかかりがある。日記もネガティブだし、もう「餃子」はいいよ、と思ったし、残念ながらいまいち

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 一番心穏やかになれる瞬間は、「明日なにもない」ということが確定している夜に、ベッドに入って眠りにつくとき
  • 今日は疲れた。いい意味だけど
  • 穏やかな夢を見た。昔本当にあった出来事と、都合の良いフィクションとが、いい具合に絡まって幸福にこんがらがった夢だった
  • その友人の幸せは、他人からの「いいね!」があって、初めて成立する幸せに見えた
  • 良いことも悪いことも忘れていくほうが、生きやすいんじゃないかと思っている

●目次

  • I.BEFORE DAWN 深夜ラジオと期読
    • どんな予定もうっすら行きたくない
    • お好み、どうよ?
    • 母にとっての人生初のライブ体験
    • 彼はやっぱり僕の前に再び現れた
    • いつかインドのどこかの駅で
    • 今年、小説を本屋さんで買った人いますか?
    • 雨宿りをするふたり
    • 今日は疲れた。いい意味だけど
    • 日々を生きる上での避難場所
    • ラーメン半チャーハン。その美しい響き
    • すこし疲れた都会が好きだ
    • いいカフェ見つけたんですよ
    • 恥をかきたくないとか、うまくいかなかったらどうしようとか
       
  • Ⅱ.明日をここで待っている 2021 – 2022
    • 劇団社会人から一人間に戻るための儀式
    • 足裏マッサージがうまいと良いことがある
    • 明けないで夜
    • 花火は下から見るか、上から見るか
    • 入浴剤界のドンペリ
    • 壁越しのメロディー
    • 白檀のお香を一本
    • あの頃、図書館は僕にとってシェルターだった
    • 映画館の暗闇が好きだ
    • 風が吹いていた
    • 工夫と想像力
       
  • Ⅲ.日記 202204-202303
     
  • Ⅳ.ではでは明日も生きましょう
    • 一日とちょっとの旅
    • コミック雑誌なんていらない
      • 映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』に寄せて
    • ある夏の日の下北沢なんてどうだろう
      • 映画『街の上で』に寄せて
    • ではでは明日も生きましょう
    • 暗闇から爆音

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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