spring／恩田陸
本かつお
読書は僕の小確幸
あの時のわたし／岡野民
本かつお
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●なぜ気になったか
図書館の新着でみつけ、副題の「自分らしい人生」「本当に大切なこと」に興味がわいた。そうそうたる27人の有名女性の今の人たちへのエール集、人生経験から生み出されたどんな言葉が投げかけられているのか読みたくなった
●読了感想
控えたくなるような言葉たちは期待したほどはなかった。最初のほうは集中して読めていたが、80代の回想的な内容もちょくちょくあり、読み進むにつれ気持ちが下がり気味になった。昔の振り返り話が続くのは好みでないことを実感
●心に響いたフレーズ
- 山登りは、「よーいどん」の競争ではないのだから。遅くても、一歩一歩進めば、必ず頂上に立てる
- (他人の)、思いもよらない言葉に出合っても、なるほど、そういう考え方もあるんだと、まずは「聞き置いて」事を進める。たとえ相手の意見と合わなくても、そのほうが、自分の中で納得して前へ進むことができます
- 努めて明るく。それは相手への気遣いでもあるし、その場を楽しむための一番の方法でもあります
- 批判されたら、相手がなぜそう言うのかを考える。考えることは、自分のためになる。褒め言葉は励みにはなるけど、ためにはならない
- 高い理想を揚げて無理をするより、今を受け止めて、向き合っていくほうが幸せ
- 人生のターニングポイントでなにを選ぶのが「正解」かなんて、考えても仕方がないし、自分が正解だと思い込んでいることに、あまり固執しないほうがいい
- 便利をとれば、不自然になる。それなら私は、多少不便でも、自然体のままでいることを選びます
- 考えてもしょうがない(なぜという)ことで悩むと、堂々巡りになってしまう。今できることを考える
●目次
- 向井千秋 医師・医学博士、宇宙飛行士
- イッツノットマイフライト／生きているものは何でも美しい
- 田部井淳子 登山家
- 歩くことが生きること／山も楽しく、生活も楽しく
- 辰巳芳子 料理家、随筆家
- 命の持ち運び方／人生は簡潔に
- 黒柳徹子 女優、ユニセフ親善大使
- 象を知らない／道草
- 若尾文子 女優
- 一途な思い／決めたこと、過ぎたこと
- 中山千夏 作家
- 人生に軸ができたとき／海と古代に潜る
- 湯川れい子 音楽評論家、作詞家
- 兄からの遺言／パーソナル・ソング
- 笹本恒子 報道写真家
- 勇気を振り絞るとき／71歳からの再スタート
- 神沢利子 児童文学作家
- 北の原野と山霊の伝説／たんぽぽさん
- 鈴木登紀子料理研究家
- おせち料理と母の味／人生のご優美
- 中村メイコ 女優
- 人生これ喜劇／ひとり三役
- 森下洋子 バレリーナ
- 親指1本でも／何のために踊るのか
- 伊藤比呂美 詩人
- 道行き／私は私
- 黒澤和子 衣装デザイナー
- 乞われる人生／生まれっぱなし
- 大貫妙子 シンガー・ソング・ライター
- 太陽の匂い／凪に漕ぐ
- 海原純子 医師、随筆家、歌手
- プロセスとオリジナル／アイ・ビリーブ・ユー
- 中満泉 国際連合職員
- 一生の宝物／リーダーの勇気
- 西卷茅子 絵本作家
- 子どもの絵描きさん／父のパレット
- 平野レミ 料理愛好家
- 大きな手／風強ければ
- 石内都 写真家
- 敵討ち／写真の向こう側
- 吉田都 バレリーナ
- やらなくてはいけないこと／心の軸
- ウー・ウェン 料理研究家
- これも人生の出来事／よき隣人
- 渡辺えり 劇作家、演出家、俳優
- 考える癖／生きる糧
- 角野栄子 児童文学作家
- 心の腐葉土／南十字星
- 田嶋陽子 英文学者、女性学研究者
- 2000万人／あと少し
- 倍賞千恵子 女優、歌手
- 負けじ魂／喜んで、忘れる
- 村木厚子 元厚生学動事務次官
- 第3のタイプ／負けない方法
- 第3のタイプ／負けない方法
- あとがき
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
