本かつお
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●なぜ気になったか
取り上げられている「まさか」の多くをリアルタイムに見聞きした世代なので、帯にある「それからどうなった?」がトリガーになりその後を知りたくてたまらなくなった。「まさか」に巻き込まれた当事者の悲喜こもごもの人生ドラマを垣間見たい
●読了感想
帯に長期取材と書いてあったので、その後の紆余曲折人生を知ることができると思ったが過剰な期待だった。20事案もあるのでしょうがないが、もっと深く知りたいその後が多く、本当に長期取材したのであればもったいなさすぎる
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 本人に寄り添いながらも、必要であれば嫌な話も含めて事実をきちんと書くのが記者の仕事
- 「陽の当たる広い道の真ん中を愚直に歩いて行くことが、結局は大切なんだと思う」姑息な手を使わず、地味に誠実に、お客のために、会社のために、自分のために
- 「歴史は現代社会の幸せと結びつくひもとき方をしないと生きた学問にならない」冤罪体験をどうひもとくか
- 目標立て、自分に足りないものを考えて試行錯誤することでしか、道はひらけない。それは生きていくうえでも、大切なこと
●目次
- はじめに
- 1 ぷよぷよ」生んだ会社がはじけ、消えたワケ
- 名物プログラマー社長の人生は52歳で振り出しに戻った
- 2 山ーNo.1営業マン、再就職先では「最低なサラリーマン」に
- 「人の山一」が自慢だった、ならば自分がプロになって助けよう
- 3 文民管官がまいた種ーー息子はカンボジアに殉じた
- 4 「野茂をm家ジャーに流出させた」300勝投手、名監督にあらず
- 「負けてよかったと思える日が必ず来る。投げたらアカン」
- 5 技術は負けていなかった「一太郎」 VS マイクロソフト「ワード」
- 6 分離手術を受けたドクさんは、ベトさんを失った
- 「ベトを犠牲にここまで来た」「長くは生きられない」
- 7 日本初の生体肝移植、執刀医の「決断」
- 「時間がない。私がすべて責任を取る」1歳児、緊急手術のその後
- 8 裏切られた名監督関東学院大学ラグビー部の綻び
- 9 「あの日」「あの日々」を越えて三陸鉄道はまだやれる
- 「都会の鉄道じゃないんだから、『第3セクターなめんなよ』って」
- 10 中国で突然拘束、2279日間の苦難
- 日中の架け橋として30年、目を向けてこなかった中国の現実
- 11 初の「セクハラ訴訟」原告A子が実名を名乗った日
- 「証人を殴りました」ーー誰もがこの訴訟は負けると思った
- 12 「お前はグルか、バカか」〈神の手〉にだまされた研究者の20年
- 日本の旧石器研究が「いかにダメだったか」研究者の意識は変わった
- 13 女子よ見てくれ!「ウォーターボーイズ」部員たちの進路
- 「誰もやっていないことに挑戦する精神は、水泳部で学んだ」
- 14 銀座に上陸したマクドナルド1号店、お客が来ない日々
- 「行儀が悪い」立ち食いを、「おしゃれ」に変えた店長の奮闘
- 15 「甲山事件」逮捕された「悦っちゃん先生」の50年
- 16 運営ミスで失格目前で「五輪内定」を逃した競歩エース
- 17 「地下鉄サリン事件」が出発点、警視庁初の科学捜査官
- 「科学には意思がない。容易に犯罪に利用されてしまう」
- 18 箱根駅伝、途切れたタスキ 再び「山登り」に挑んだ順大4年生
- 19 「懸賞生活」乗り越え喜劇俳優の「自分だからこそできること」
- 20 挑戦者2万人「アメリカ横断ウルトラクイズ」優勝者の覚悟
- 「知識だけでなく、人間の対応力そのものを試すのがウルトラだ」
- おわりに
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。