本かつお
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●なぜ気になったか
読書歴半世紀以上なのに池井戸さん未読。『半沢直樹』『下町ロケット』など気になったりはしたが、ドラマ化されると興味消失する偏屈気質(笑)。箱根駅伝への興味は薄いし、上下712ページ、はたして最後まで読みきれるか不安だがチャレンジしてみたい
●読了感想
くー、おもしろかった! 描写が巧みで読みやすく没入しやすく、感動する部分もそれなりに多く、712ページを一気読み。『半沢直樹』や『下町ロケット』が流行ったのは当たり前と思えた。これを機に単発作品の評判のいいのを読んでみることにしよう
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 「失敗ってのはな、次につなげられるかどうかで、価値が決まるんだ」(中略)、「人生ってのは、そんなもんだ」
- 後悔するより、怒りの方がずっと楽
- 自分が経験したことや、考えるていることだけが正しいと思ってないか。でも、本当はそうじゃない。あり得ないと思うことだって、実際にあったりする。自分の常識を疑ってみることも大事
- 「考え方や主張っていうのは、ひとそれぞれ」(中略)、「だが、それを認めるのは実に難しい。他人を認めるより、否定する方がはるかに簡単だから」
- 悩んでいても仕方が無い。起きてしまったことは起きてしまったことだ。とりあえず、力を合わせて切り抜けよう
●目次
- 第一部 決戦前夜
- 第一章予選会
- 第二章 社内政治
- 第三章 アンカー
- 第四章 学生連合チーム始動
- 第五章 箱根につづく道
- 第六章 それぞれの組織論
- 第七章 チーム断層
- 第八章 本選前夜
- 第九章 つばぜり合い
- 第二部 東京箱根間往復大学駅伝競走
- 第一章 大手町スタートライン
- 第二章 立ちはだかる壁
- 第三章 人間機関車
- 第四章 点と線
- 第五章 ハーフタイム
- 第六章 天国と地獄
- 第七章 才能と尺度
- 第八章 ギフト
- 第九章 雑草の誉れ
- 第十章 俺たちの箱根駅伝
- 最終章 エンディング・ロール
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。