本かつお
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●なぜ気になったか
出版時には、読んだことない作家さんだし軽いコメディっぽいので、あえて読まなくていいかとスルー。『アルプス席の母』『問題。』と連続でとても楽しんだ後に、本作が早見和真さんの作品と知った。第3弾が出版されたので、前2作をまず読むことにした
●読了感想
相性のいい小説って、情景や心象の描写が過度でもなく不足でもなく僕が心地よい範囲で表現されていると最近気づいた。『アルプス席の母』と『問題。』はまさにそれがバッチリだったが、本作はおもしろかったが描写にちょっと過度な点を感じ残念だった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 物語の持つ力の一つは「自分じゃない誰かの人生」を追体験することだ。だから当然、小説好きには他人の考えを想像できる人が多い
- みんながみんな目先のことを考えすぎていて、結果、不幸な状況に陥っている
- 私はその手の(流行った小説の二番煎じの)タイトルにすでに胸焼けを起こしている。そうでなくても小説家という唯我独尊を極めることが仕事であるはずの人種に、二匹目のドジョウなど狙って欲しくない
- 不満があるなら自分で環境を変える努力をしてから言え
●目次
- 第一話 店長がバカすぎて
- 第二話 小説家がバカすぎて
- 第三話 弊社の社長がバカすぎて
- 第四話 営業がバカすぎて
- 第五話 神様がバカすぎて
- 最終話 結局、私がバカすぎて
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。