本かつお
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●なぜ気になったか
一般の人よりだいぶ先をみての行動が災いするのか、ネットで叩かれることも多い西野さん。「夢か金か」でなく「夢とお金」でもなく、「夢と金」。それについての先見の考えを知りたい
●読了感想
述べられている戦略は納得できる。なにか新たな事業を始める人は本書の内容をひとまず知った上で、必要と思えることを取り込んで実践するのがいいと思う。12年前に読んでいたら僕の人生ちょっと変わったかも
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 日本の「自殺率」は、世界8位 (OECD調べ)、先進国(G7)で見ると1位
- 「高価格帯の商品」をなくしてしまうと、待っているのは、「お金に余裕がない人からお金をとる世界」
- 「プレミアム」とは「競合がいる中での最上位の体験」のこと。「ラグジュアリー」とは「競合がいない体験」を指す
- 「プレミアム商品」の値段を決めているのは「お客さん」。「ラグジュアリー商品」の値段を決めるのは、「ラグジュアリー商品を取り扱っている人間」
- [プレミアム]=[高級店]、[ラグジュアリー]=[夢]、[夢]=[認知度]−[普及度]、[モナリザ]= [80億人]−[1個]、ラグジュアリーを作るには、[認知度]−[普及度]の値を大きくする必要がある
- 「意味」を販売するチャンスを逃し、「機能」を販売してしまい、価格の答え合わせをされてしまって、最終的には売れ残る。「機能」はお金にはならない
- 「販売系クラウドファンディング」と「支援系クラウドファンディング」
- 「不足している人(一般層)」が求めているモノと、「足りている人(富裕層)」が求めているモノの違いを知れ
- 安くするためには、富裕層を掴まなくてはいけない
- 「熱狂的なファン」と「富裕層」を見誤ってはいけない
- 人間の労働力に頼ると、生み出せるお金に限界がある
- 「自分以外の何かに働かせる」「たくさん売らなくてもいいビジネスモデルを構築する」といった「脱・労働集約型」「脱・完売思考」は頭に入れておいた方がいい
- ブランドになれない人間が、お金持ちじゃない人に、これまでよりも少しでも高く商品を買ってもらうためにはどうすればいいか?
- 大切なのは「自分の資源(お金と時間)をどのように分配するか?」。「資源の分配」を制したものが勝ち、「資源の分配」を考えなかった者が負ける
- 大切なのは、見返りがある場所に資源を正しく投資すること
- 満足ラインを超えた技術(パフォーマンス)の名は「オーバースペック」。「オーバースペック」は自己満足であり、お客さんの満足度にはカウントされない
- 自分の商品を高く売るには、「技術以外の何か」を提供する必要がある
- 「機能」以外の何を売ればいいのだろう? 答えの一つが、「人」、 つまり「応援」。売らなきゃいけないのは「意味」
- 「正しさ」にかまけるな。惚れさせろ。「不自由のない正しいサービス」より高い値がつくのは「不自由があるが惚れるサービス」
- 【人検索】は相場に抗うことができる数少ない打ちて手の一つ。これをモノにしない限り、薄利多売合戦から抜け出せない
- (コロナ禍において)、「顧客に支えられている店」には支援が集まらなくて、「ファンに支えられている店」に支援が集まった
- 顧客は「機能」を買い、ファンは「意味」を買う
- 「応援シロ」を作らなければファンは生まれない。 [応援シロ]=[目的地]-[現在地]
- 顧客をファンにして、商品に「応援代」をのせた方がいい
- 不便のないところにコミニケーションは生まれていない。(中略)、いたずらに「不便」を取り除くな。「機能」しか売れなくなる
- コミュニケーションがないと「顧客」は「ファン」にならないし、コミニケーションがないとお客さん同士は繋がらない
- お金の5つの使い方、「消費」「浪費」「投資」「投機」「貯金」
- 「悪い借金」はしちゃダメで、「良い借金」はした方がいい。「良い借金」とは、「リターンが確実に見込める投資に使う借金」のこと
- NFTと呼ばれ、売買されているのは「証明書」
- NFTを販売&運用するには「コミュニティー」が必要
- 「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ
●目次
- まえがき
- 第一章 富裕層の生態系
- 知識不足で命を落とすな
- 「高価格帯」にクレームを入れるバカ
- 富裕層を知り、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを知れ
- 「夢」の計算式
- 機能を売るから「高い」と感じさせてしまう
- キミの挑戦に大きなお金を出してくれる人の生活を想像しろ
- 【番外編】「脱・労働集約型」と「脱・完売思考」
- 第二章 コミュニティー
- 「機能」がお金にならないことを受け止めろ
- 歴史的大敗から学ぶ「ハイスペック」と「オーバースペック」
- 【機能検索】から【人検索】へ
- 「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」
- 相場を無視できる【人検索】の実例
- 求められているのは「顧客のファン化」だ
- 「応援シロ」の計算式
- 「ファン創造」の実例
- コミュニケーションはどこから生まれるのか?
- 不便がもたらしてくれるもの
- 【番外編】お金のイロハ~借金は悪いもの?
- 第三章 NFT
- 海に沈んでいるお金の話
- 新しい扉の前にはいつも長い説明がある
- NFTをメッチャ簡単に説明してみる
- 絵本作家の新しい収入源
- NFTというラグジュアリー商品
- お金のような「共同幻想」
- 「デジタルババ抜き」になるNFT
- AI × NFTで活動資金を作る
- 人を助けるためのお金を集めるツール
- 時代を正しく把握しろ
- あとがき~夢と金~
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。