本かつお
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●なぜ気になったか
著者の目標は僕と同じ「最後まで幸せに生きること」。ヘアスタイルだけでなく、考え方と行動に興味を持っている稲垣さん。目標達成に向けて考えていることを知るために読みたい
●読了感想
極端ではあるので同じレベルの実践はできないが、考えの本質は賛同できることが多い。自分のできる範囲のレベルで、その本質に基づいた生活に変えていくことは、歳をとるにつれてすべきことだと思う
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 「自分の目の前の世話を自分でやる者」こそが人生の真の勝者となるのだ
- 人生の必需品は、お金じゃなくて、まさかの家事だった
- 家事とは「人生これでいいのだ」と確認すること。(中略)、お金もモノもそんなになくても大丈夫だった
- 驚いたことに、家電を一つ手放すたびに、家事がラクになっていく
- 我があらゆるコレクションをほぼ全て手放す羽目になった。(中略)、その「悲劇」の結果、なんと、さらに家事がラクになりまくった
- 私が整理しなきゃならなかったのは、モノより何よりまずは自分の肥大化した欲望だった
- 「複雑化」ではなく「簡素化」こそが、ズボラ人間にも開かれた豊かな暮らしへの道
- 懸命に努力しているのに物事がちっとも改善しない場合、その原因は一つしかない。努力の方向性が間違っているのだ
- 便利なものはまさにその便利さゆえに、シンプルな物事をいつの間にか「オオゴト」にしてしまう特性がある
- 便利が「自分」を見えなくする
- 「忘れないでほしいのは、楽しむこと、遊ぶ時間をつくること、そして自分でいること!」エリック・カール
- (最高の暮らしは)、このモノに溢れた現代においては、余分なものを手放して初めて見えてくるもの
- 世の人たちが考える「オシャレ」などどうでもよくなってくる。ここまでくればもう人生怖いものはない
- 可能性を捨てることは、今ここにあるものの素晴らしさに気づくこと。(中略)、大変な時間と労力をかけて家事を頑張る必要なんて全然ないのである
- 自分のことを自分でやるって、実は自分の心身の健康のためにとっても大事なこと
- 最終的に人を支えるのは「金でも名誉でもなく家事力」
- 家事ができる人は、限られたお金を使って自分の幸せを自分で作り出す体験を積み重ねて来ている
- お金に頼らず自分で自分の生活を整える手段を持っていることは、理不尽な困難さをどうにか生き延びるための超有力な助っ人になる
- 家事ができることは最も確実な自己投資であり、何は無くともちゃんと生きていけるという究極のセーフティーネットである
- 「美味しく作る」必要なんて全くなし! 食えれば良いのだ食えれば
- 「欲に振り回されず、自立してシンプルに生きる」そのように人生が単純になれば、人生の一部である家事も当然単純になる
- 家事がラクになると生活コストが圧倒的に減る
- モノが減って家の中もスッキリ、時間にも気持ちにも余裕ができて、(中略)、お金を使わない方が豊かな暮らしができている
- 何が起きるかわからない時代において、何が起きても大丈夫とでんと構えていられることは、実にこれ以上の安心はない
- 「便利なもの」が混乱の種に
- どんな小さなことでも、自分で自分のことができるということ。そして何かの役割を担っているということ。それは誰にとってもものすごく大事なこと
- 人は誰でも老いていく。これまでできていたことが、一つ一つできなくなっていく
- 人生100年時代とやらは「若さの延長」ではなく、まさかの「老いの延長」だった
- 老いが怖いのは「生き方」が間違っているから
- 豊かさが奪った「シンプルさ」
- 便利が孤独を生む
- 老いたとてちゃんと「自分にできること」さえあれば、どれほど衰えても人は前を向いて生きることができる
- 使わないものは衰える。体も、頭も
- 単純で簡単で楽しい生活ならば、かなり年をとってもいつまでもできそうな気がする
- 体を動かし、五感を働かせていることそのものが、自分を生き生きとよみがえらせているのがわかる
- うまく人の手を借りることは、死ぬまで自立して生きていく上で必須のコトなんじゃないだろうか
- 持ちつ持たれつ。助け合って生きる。人生100年時代の、それもまた「家事力」なんじゃないでしょうか
- ラク家事生活のキモは、「モノの整理に始まってモノの整理に終わる」といっても過言ではない
- 残すものの基準は「ときめくか」でも「使っているか」でもなく、「それがないと死ぬかどうか」みたいなことになった
- ないものは散らかりようがない。(中略)、私は人生を片付けることに成功したのである。人生が片付けば部屋はもう片付いているのである
- こんまり様は、(中略)、「これってときめく?」と自分に問う前に、まず大事なことは「自分の理想の暮らし」を強くイメージすることだと強調している
- (これからの自分なりの暮らしの)イメージとは、一言で言えば「明るく楽しく下っていく人生」
- 何もかもが溢れるほど揃った暮らしから、何もない暮らしの転換は、(中略)、自由で美しい暮らしへの第一歩
- ものを処分し暮らしを小さくするとは、泣きながらものを捨てることでも、惨めさに耐えることでもなかった。それは、自分を鍛え、進化させることだった
- (服を9割)捨てた先の私に一体何が起きたのか、(中略)、結果を一言で言えば、「どうってことなかった」
- 毎日同じ服を着ていようが、自分さえ心地よく満足でいられたら、背筋を伸ばして機嫌よく笑顔でいられた
- 台所の大断捨離で「美味しいもの」を作れなくなった結果、、(中略)、これまで全く気づいていなかった「美味しいもの」を次々と発見することになった
- 自分が幸せになるためにせっせと手に入れた身の回りのモノたちを思い切って手放すことは、全て、自分の中にある「幸せになれる力」を見つける行為であった
- 片付けは人生の目的じゃない、本当の人生は片付けた後に始まるのだから
- 「ただ生きているだけ」であっても、自分にできるであろう楽しいこと、やりがいのあることを思い浮かべる
- 「ラク家事」に目覚めた私が学んだ最大のことは、「自分で自分の面倒をみることができる」ということこそが、最高なんだってことだった
- 我が幸せの全ては、今のこの小さな家の中に、そして自分の中にあったのだ
- これからどんどん年をとって体力気力ともに衰えてきたならば、それに見合うように、どんどん暮らしを小さくしていけば良い
●目次
- はじめに 家事なんてなくなればいい?
- 1 私が手にした極ラク家事生活
- 2 あなたの家事がラクにならない本当の理由
- その1 「便利」をやめる
- 私のラク家事メモ② 「洗わない」という究極の選択
- その2 人生の可能性を広げない
- 私のラク家事メモ③ いきなり一汁一菜はムリな人へのアドバイス
- その3 家事の分担をやめましょう
- 私のラク家事メモ④ ゼロから料理を始めるあなたへのアドバイス
- 3 家事こそは最大の投資である理由
- 私のラク家事メモ⑤ 生ゴミ堆肥で「一石五鳥」を体感する
- 4 老後と家事の深い関係
- 5 老後を救う「ラク家事」
- 6 モノの整理が天王山
- 7 実録・人はどこまでモノを減らせるか
- その1 「怒壽のイメージ作り編
- 私のラク家事メモ⑦ マジで錆びついていた五感
- 8 実録・人はどこまでモノを減らせるか
- その2 怒游の実践編
- ・洗面所まわり編
- ・洋服編
- ・台所編
- 私のラク家事メモ⑧ 結局最後は宅配弁当?
- 9 死ぬまで家事
- おわりに 総理、家事してますか? (ラク家事えみ子、政治経済を語る)
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。