本かつお
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●なぜ気になったか
「本屋大賞」常連の青山さん。どの作品もレビュー高評価なので時間をつくって全部読んでみたい。本作は「木曜日にはココア」の続編みたいなので、まずはそっちを読みたい
●読了感想
『木曜ココア』に続けて読了。安定のホッコリ話とまとめ方がさすがで楽しめた。ただ続編読みによくあることだが、初作の感動には及ばない感が。さらなる続編があったらどう感じるか興味がわく
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 縁っていうのはさ、種みたいなもんなんだよ。小さくても地味でも、育っていくとあでやかな花が咲いたりうまい実がなったりするんだ。種のときは想像もつかないような
- ノリの良さと運の良さは比例する
- 人間の記憶というのは、かくもあやふやなもの。(中略)、僕たちはみんな、自分が覚えたいように覚えているだけなのかもしれない
- もう無理だ、一緒にいられないと、はっきり心が決まった。(中略)、ただ、違ったのだ。手に入れたいもの、守りたいものが。着たいもの、飾りたいもの、そしてたぶん、隠したいものが
- 私は平和主義だ。話の通じない相手にケンカをふっかけたところで、意義のある対戦になるわけもない
- 刺された棘が抜けない。自分の中の、いちばん柔らかいところを突かれた気がする
- まったくおんなじじゃなくてもええんやないの。性格違うほうがうまくいくこともあるで
- 人が輝く場所もタイミングも、それぞれや
- 縁って、実はとても脆弱なものだと思うんです。どちらかが一度でもぞんざいな扱いをしたら、あっけなくちぎれてしまうぐらいにに
●目次
- 1 月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)
- 2 手紙を書くよ(如月・東京)
- 3 春先のツバメ(弥生・東京)
- 4 天窓から降る雨(卯月・東京)
- 5 拍子木を鳴らして(皐月・京都)
- 6 夏越の祓(水無月・京都)
- 7 おじさんと短冊(文月・京都)
- 8 抜け巻探し(葉月・京都)
- 9 デルタの松の樹の下で(長月・京都)
- 10 カンガルーが待ってる(神無月・京都)
- 11 まぼろしのカマキリ(霜月・東京)
- 12 吉日(師走・東京)
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。