本かつお
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●なぜ気になったか
結構出版されている、同じようなテイスト&装丁の韓国の翻訳本は、数冊読んだ以降手にすることはなくなっていた。本書も韓国本だけど、ちょっと感じが違うので読んでみたい
●読了感想
よくある、一人でもんもんな話でなく、いろんな人が登場しからみあう話だったのがよかった。中心人物のホームレスがちょっと謎めいていて、どんな展開になるのか推測できないところが楽しめた
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 意地悪な隣人がいれば、たまに顔を合わせて嫌みを言われるのも仕方ない。彼女はそう自分をなぐさめた。
- これまでだれかを赦したことのない自分に生じた変化が、新鮮に感じられた
- 聞いてもらえば、気が晴れます
- 唯一の長所だった誠実さと人当たりのよさの土台は体力にあるのに、肝心の体力の衰えとともに、誠実さと人当たりのよさは無能力と卑屈さへと変わってしまった
- 結局、孤立は自分で作り出したものだった
- ホームレス生活で身につけた感覚で、人の視線が意味するところを即座に読み取ることができる
- 自分の悲劇を笑顔で語る彼女の姿からは、充実した気力が感じられた
- 結局、生きることは人間関係であり、人間関係とはコミニケーションだった
- みんな勝手なことばかり言っている、(中略)、みんな偉ぶって、知ったかぶりをしながら、大騒ぎして。だから、地球が人間を黙らせようと、(マスクをしなければいけない)、この病気を流行らせたんじゃないかしら
- いまではわかる。川は身を投げる所ではなく、渡る所だということを
●目次
- 山海珍味弁当
- クレーマーの中のクレーマー
- おにぎりの効用
- ワン・プラス・ワン
- 不便なコンビニ
- 四本で一万ウォン
- 廃棄商品だけど、まだ大丈夫
- ALWAYS
- 感謝のことば
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。