本かつお
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●なぜ気になったか
気になるかの第一判断はタイトルと本の表紙。相性いいのにもれてしまった本もあるだろう。第二判断は、内容と既著の評判。ともにクリアした本書、判断が正しかったか確かめてみたい
●読了感想
感性の微妙な部分のツボが合うというかなんというか、所々に、「クスッ」と笑えたり、「だよなー」と賛同してしまう表現が出てきて楽しめた。そこそこ数のある他の著作も順次読んでみることにしよう!
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 愛には人の数だけ種類があるのかもしれない。あなたと私だけの正解、それを人は愛と呼ぶのかもしれない
- (中学時代、裕福でもなかったのに家庭教師をつけてもらって)、母には申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。(中略)、僕は反抗期を家庭に持ち込むことができなかった
- 自分への淡い期待。他人への悪意のない承認欲求。そんなものは、マッハで木っ端微塵なってしまう時代に僕たちは生きている
- 店の佇まいがいいなと思って入ったら、昔来たことがあったと気づいた。(中略)、自分の一環した好みと、忘れっぽさに感心したり、呆れたりした
- 職場は利益を上げなければいけない場所だ。でも、そこで働いているすべての人が適材適所なわけではない
- サインを書いているときいつも、(中略)、自分の書いたサインを見ながら、「落書き」という単語が頭の中をよぎる
- 生きていられさえすれば、迂闊に人は幸せになれることもあるんだ。彼女が時差をもって、そんなことを教えてくれた
- 応急処置のような慰めの言葉を言われた。(中略)、大量に血が吹き出している箇所に絆創膏貼るくらいの言葉ではあるが、ないよりは何倍もましで、ありがたかった
- 人が「先生」と呼ぶとき、そこには必ず思惑がある
- 読点の「、」をどこに打っていいかわからなくなる
- 「緊張しませんでした」と緊張しながら言った
- 偉い人に「なるほどですね」と間違ったタイミングで相槌を打ってしまい、「聞いているのか?」と問い詰められた
- 想像力は、(中略)、相手を陥れるために使うものではない
- 勝ち組と負け組、この言葉は安直だが、安直だからこそ使い勝手がいい。ネットの中でも現実世界でも、みんなが使い過ぎだ
- (ネットの病院のレビューに)、「先生が優しかった。また必ず行きたい!」と書き込まれていた。病院の感想で、「また必ず行きたい!」は微妙だな
●目次
- 花火って途中で飽きるよね
- 愛には人の数だけ種類がある
- はい、百九十万円
- 将来は南米に行くと思う
- 『ヌードの夜』、竹中直人さんに会った
- 五反田セブンスター
- 大橋裕之マンガ「イラスト制作裏話」
- 僕はそのときずっと天井を見ていた
- 知らない町の知らない店のスタンプカード
- 首筋に芋虫
- 強みは誰にでもある、お金に繋がるかは別として
- まあるくなって眠る、真っ白い猫
- ドライブ・マイ・カー事件
- 仕事はできないが、嫌いになりきれない後輩
- 人間関係の果ての果ての姿
- 五万の傘が五分で壊れた
- 毎回同じで飽きませんか?
- 二十人以上のアイドルのサインを書けた先輩
- 座席すこし倒してもいいですか?
- ちょっとスペース・マウンテン三回乗ってくる
- その後のイノセントワールド先輩
- 「私、おばあちゃんになれたよ」と彼女は笑った
- ドン!ドン!ドン!
- そのとき、世界の広さを思い知った
- 査定、査定の日々である
- 知り合いの誰もいない土地で
- 太字のゴシック体で「人間不信」
- 人が「先生」と呼ぶとき、そこには必ず思惑がある
- 愛しのカレースタンド
- 運転手さん!それ僕です
- 日本もおしまいだな
- 喫茶室、東京
- 「串カツ田中」が恋しい夜
- 失敗や失態を「運命」にすり替える人
- 押し切られるな、噛みちぎれ
- 某アーティストグループの〇〇くんとサシ飲みをした
- 「来年になったら忘れそうな日しかないよね」と彼女は言った
- とにかく体には気をつけなさい
- 大橋裕之マンガ「母」
- おいおいと泣くことでしか越えられない夜
- 世の中の死角のような場所で
- ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!
- いま振り返っても、あの二年間は無駄だった
- 桃鉄でもやらない?
- いつものですね
- すべては思い出に変わっていく
- ドライブでもしようぜ
- 僕たちには僕たちのルールがあった
- あなたは勝ち組で、わたしは負け組です
- 鍵をかけ忘れた日記
- 汚れたビーチサンダルとジョン
- ブルーハワイ
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。