本かつお
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●なぜ気になったか
世の中には「どうしてそこまでがんばるの?」と思わされる人がいる。それはトラウマと関係しているという内容のよう。僕が賛同できるか否か確認するために読みたい
●読了感想
「がんばる」ということに対して、本書の述べる「トラウマ」が関係するということはあるとは思う。が、そうではなく、自己の責任感が関係する点を知りたい僕には響く内容ではなかった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- ときにワガママを通していたりする人を見ると、心がざわつくけど、どこかうらやましくもある
- トラウマのない人はいない。トラウマは、職場の苦手なタイプの人、昔から苦手な業務、なんとなくキライな芸能人、そんなレベルの身近にあるネガティブな感情にも関わっていたりします
- 「目撃トラウマ」、自分が直接攻撃の対象にならなくても、トラウマ体験になりうる
- あまりにつらいことがあったとき、人間の脳は「これは自分に起こったことではない」と認識するようにできている。(中略)、「心」と「身体」の接続をオフにし、他人事のようにやり過ごすようにできている。(中略)、より大きな苦痛を避けるために身体が死力を尽くして「解離」という生存戦略を選んでいる
- 対話は、余裕がないとできない
- 優しさの半分は知識でできている
●目次
- 【マンガ】がんばることをやめられないFさんの話
- はじめに
- 第1章 がんばりすぎるのはトラウマのせい?
- コントロールできない自分が憎い
- 【マンガ】トラウマってピンとこない
- トラウマは全員に関係があること
- 【マンガ】ささやかで重大な傷つき
- 日常で起こりえる「社会的な瀕死体験」
- 第2章 あなたのトラウマが生まれたしくみ
- 【マンガ】身体が覚えている記憶
- 感情は身体反応からはじまる
- 職場や日常生活で見られるトラウマ反応
- 「心」と「身体」の接続オフ
- 解離の種類と「レベル分け」
- 人格はさまざまなパーツの集まり
- 解離は「悪」ではない
- 「私」と「わたし」のせめぎ合い
- 第3章 私の中のいろんな「わたし」
- 【マンガ】見捨てられるのがこわい「わたし」
- 幼少期に満たされなかった感覚
- 過去と今の感情は違うもの
- 【マンガ】突然の怒りが止められない「わたし」
- 怒る他者によって翻弄された記憶
- 【マンガ】相手の要求に全力で応える「わたし」
- 相手に寄せるコミュニケーションの天才
- 無力な存在にとっての合理的な選択肢
- 【マンガ】親しくなることを回避する「わたし」
- 信じて裏切られた過去の記憶
- 【マンガ】やさしくされるとこわくなる「わたし」
- 安全と危険の逆転現象
- 「幸福耐性」を身につける
- 【マンガ】死にたい気持ちを持つ「わたし」
- 心の痛みを身体の痛みに置き換える
- 「死にたい」気持ちを今すぐ消そうとしなくていい
- サポーターはどのように付き合えばいいのか
- 第4章 「私」と「わたし」でつながりなおす
- 自分の「影」もまた自分である
- 「全部自分のせい」にすることで生きてこれた
- トラウマの「メガネ」で物語を眺める
- マイナーチェンジとフルモデルチェンジ
- 【マンガ】「わたし」は敵じゃない
- 変化とは「がんばって向き合う」ということではない
- あとがき
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。