本かつお
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●なぜ気になったか
会社を早期退職し、しばらくフリーランスで頑張り、60歳過ぎから頑張りを減らし、人生だいぶ穏やかになっている。穏やかさをさらに確固たるものにするために読みたい
●読了感想
今までの人生で経験し考えたことを元に、心穏やかに暮らすにはどうすればいいかいろいろ考えて実践してきた。本書には僕の考えと同じことが多く書かれていた。考えは正しいと自信をもらえた
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 感情には3つの特性があります。①時間がたてば落ち着く、②気をそらせば落ち着く、③体調の影響を受ける
- 感情を切り替えるには「環境と行動を変える」
- 不安と上手く付き合うには、まずは書き出すこと。端的に箇条書きで書けば、「ああ、これだけのことか」と安心することができます
- (人が無感情になるのは)たいていは疲れと環境が原因。(中略)、一番大切な対処方法は休息。(中略)、たとえば睡眠時間を増やす
- 感情を取り戻すには、①変化をつける、②何かを育ててみる
- 自己開示は、諸刃の剣。上手くいけば親しい関係性を築けますが、下手をすれば疎遠になることもあります
- 健全な自己愛を育てるためには自分を好きになることが大切。自分を好きになるというのは、(中略)、自分の気持ちを認めること。自分の気持ちを尊重すること
- 自分を好きになるには、自分が好きなものを見つけ出すことが大切
- 気持ちをラクにするには、気持ちではなく環境やカラダをラクにするのが一番いい
- 人間関係の悩みは、基本的に相手への期待が原因。(中略)「期待に気づき、外す」のが一番の対策
- 「本当の友達」というものがあるとすれば、「お互いが自分の自由な意思でつながっている関係」と言えるかもしれません
- 他人と比較することには何も意味がありません。(中略)、比較するなら他人ではなく、過去の自分と比較する。そして、将来なりたい自分と比較する
- (自分を攻撃してくる)相手に出くわしたとき、真っ先にやるべきことは「距離をとる」こと。(中略)、物理的、心理的に距離を取る
- 自分のやりたいことが見つからなかったときは、(中略)、「何でもいいからやってみる」
- 「10年ごと仕事人生を変える」こんな生き方もあるんだと、頭のどこかに置いてみてください。(中略)、終身雇用が当たり前ではなくなった現代では、この考え方の方が時代に合っているのかもしれません。
- 仲良くしたい相手は厳選しなさい
- (逃げる判断を遅くしてしまうのは)、①サンクコスト、②正常性バイアス、③防衛機制
- (すぐに逃げる判断ができない場合)、「逃げる」という言葉が頭に出てきたら、出口 (〇〇になったら逃げる」を決める
- 合わない人には期待せず、距離を置きなさい
- 心理的な距離をとるための鉄則は、「コミュニケーションを減らす」「同じ空間にいる時間を減らす」の二つ
- 親を大切に思うこと、それが何よりの親孝行
- (パートナーとの距離感は)、時と場合によって距離感を使いわける
- 一緒にいてくれてありがとう。自分を受け入れてくれてありがとう。楽しい日々を過ごしてくれてありがとう。こんな気持ちを忘れずに持ち続けていけば自ずと(パートナーと)素敵な関係性が維持できる
- (試練のときに)一番必要なものは「気持ちのもっていき方」。(中略)、暗いトンネルの中を、出口はあるはずだと思いながら、淡々と進んでいく。そんな気持ちのもっていき方が、もっとも大切
- 「試練のとき」に直面したときの3つの心構え、①なるべく近視眼的に考える、②誰かに自分の状況を知ってもらう、③やりすぎない
- 世の中には人が弱っているときを狙って現れる人々がいる。(中略)、こんなときほどしっかり一線を引いて行動することが大切
- 仕事上の「試練のとき」の特徴は、「事態収束まで時間がかかる」ということ。(なので)、オンとオフをはっきりさせる
- 時々は「あと1年しか生きられないとしたら」を考えておく
- (穏やかに生きるには)、感情の波。仕事量の波。環境変化の波の3つの波をなるべく作らないように過ごすことが大切
- (仕事量を不必要に増やしてしまう完璧主義の人は)、「自分の領域を狭めてみる」という方法が一番いい。(中略)、領域の狭め方は、①時間を決める、②量を決める、③場所を決める
- (過去に執着しないためには)目の前のことに集中する。何もしていなければ行動して、それに集中する
- 自分軸とわがままは違うものであるばかりか、全く逆の生き方。わがままというのは「他人の自分軸を優先させない行為」
- 積極的にモノを捨てて、プチミニマリストになることは、ラクに生きるシンプルな方法
●目次
- はじめに
- 第1章 感情を味方につければ毎日はもっと楽しい
- レッスン1 感情を味方につける
- レッスン2 「不安」を手懐ける
- レッスン3 「感情」の取り戻しかた
- 第2章 自分を大切にする
- レッスン1 自己開示を上手く活用する
- レッスン2 自分を好きになる
- レッスン3 カラダを整える
- 第3章 人の悩みはほぼ人間関係から
- レッスン1 期待しない
- レッスン2 あるがままを見る
- レッスン3 比べない練習をする
- レッスン4 人に攻撃されない練習
- 第4章 仕事や職場のモヤモヤを解決する
- レッスン1 自分に合った仕事ややりたいことを見つける
- レッスン2 一つの仕事に囚われない
- レッスン3 職場での同調圧力の押し返し方
- レッスン4 逃げる
- 第5章 家族との関係を見つめ直す
- レッスン1 親と距離をとる
- レッスン2 パートナーと理想の関係を作る
- レッスン3 孤独と付き合う
- 第6章 「試練のとき」をなんとかする
- 「試練のとき」とは?
- 試練のとき1 大切な人間関係が壊れる
- 試練のとき2 仕事上の大きなトラブル
- 試練のとき3 身体的に大きな問題が発生する
- 第7章 穏やかに生きる人生の秘訣
- レッスン1 波を極力抑える
- レッスン2 完璧主義を手放す
- レッスン3 過去に執着しない
- レッスン4 自分軸を大切にする
- レッスン5 暮らす場所を整える
- レッスン6 プチミニマリストになる
- おわりに
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。