本かつお
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●なぜ気になったか
しばらく前に知って数冊読み、相性のよさを感じている高瀬隼子さん。本書もまた選ばれたテーマがいいとこ目をつけるなぁ、と感じたし、高瀬ワールドが堪能できそうなので読みたい
●読了感想
中盤までは、本書に込められた着眼点に気づけず読み進めるのが苦痛だった。気づけた後は「そう、なんか世の中ってそんなこと多いんだよなぁ」とうなずきながら、高瀬さんの目のつけどころさすがと楽しめた
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 自分の顔を見た相手が優しくほほえんでくれるというのは、それだけで気持ちが楽になる。許されているような心地がする
- 安易に共感されるくらいなら、笑われる方が呑み込めるかもしれない。徹底的に嫌悪し恨む理由にできる。共感には悪気がない。まるで味方みたいな顔で近づいてくる
- もう大人だから、こうでありますようにと願うほとんどのことが、叶うわないことも少し知っている
- できれば定年まで働きたい。(中略)、出世してばりばり仕事のために生きたいというのではなく、もう仕事辞めたいと愚痴をこぼしながら働き続ける人でいたい
- みんなと違うのが嫌なのはほんとうだ。人と違って目立つと、なにをされるかわからないから、こわい
●目次
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。