読了

東京都同情塔/九段理江

本かつお
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●なぜ気になったか

芥川賞作品は無条件に読む。おおむね「純文学系」の芥川賞作品は?な読後感が多いが、読書経験を積むにつれそれが普通と思えるようになった。今回はどれほど?な作品なのか楽しみ

●読了感想

読むのが辛くなるほどの?はなかったが、一読では面白いと思えなかった。選択されたテーマは僕が社会の主張にモヤモヤを感じるものでもあり、その選択には共感。何度か読み、読み解くことで楽しめる本と思えた

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 下の世代のためにならないということはつまり、未来のためにならないということだ
  • AIには己の弱さに向き合う強さがない。無傷で言葉を盗むことに慣れきって、その無知を疑いもせず恥じもしない
  • 「同情を強いる」は明らかな暴力だけれど、中には同情が優越感と結びついて、気持ち良くなる人もいたりするのかもしれない
  • (彼は)「言葉にならないほど幸せです」と答えてくれた。(「言葉にならないほど」くらい便利な言葉もそうそうない)

●目次

  • なし

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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