かざらないひと／月と文社

本かつお

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●なぜ気になったか

僕が交流を深められるとしたらかざらないひと。本書でインタビューされた方々はかざらないひとのようであるが、その内容を読み、交流を深めたいと感じるひとか確かめてみたい

●読了感想

活躍されてるし華やかだし紹介の5名が「かざらないひと」というのには違和感を持ちつつ読み始めた。一番かざっていると感じた堀井美香さんは本当にかざっていないひとだった。見栄えでひとを判断してしまうことには気をつけなければ

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

1つのことに対して違う意見を持っるのは当たり前なんですよね。その意見をお互いがちゃんと言葉にすることで、理解し合えている
仕事も、料理も、同じだと思うんです。レシピを探して作ると、レシピ通りのものにしかならないけど、自分で料理の哲学みたいなものを持って作ると、レシピ以上のものができるんです
自分で明確に目標がわかると、めちゃくちゃ準備をする人。(中略)、自分の不安な感じを埋めるために、そうするしかなかった。(中略)、自分の不安を埋めるために何かをやり込んできた
自分を低く見積もることで傷つかないようにしてきたのかもしれない
結婚して子どもを身ごもってから、いろんな人からの話でそういうことにだんだん気づいて、「会社員として何もやっていないのに、私生活で結婚したり妊娠したりしたことって、あまりよくないことだったんだ」って思い始めて、すごく負い目を感じる時期はありました
相手の行動や考えを尊重しつつ、あまり興味を持たない。穏やかで適温な夫婦関係

●目次

はじめに
　
かざらないひと1 「面白さ」を大事にするひと赤江珠緒
- こんなひと1 モヤモヤを行ったり来たりする
- こんなひと2 山をぐるっと回って考えたい
- こんなひと3 「物語」から人間心理を学ぶ
- こんなひと4 「心がタフ」で続いてきた
- こんなひと5 女性という意識はなかったけれど
- こんなひと6 100%をめぐる葛藤
- こんなひと7 まだまだ自分に飽きてない
- 赤江珠緒一問一答
  　
かざらないひと2 「納得」を大事にするひとタサン志麻
- こんなひと1 自分の思いをうまく言葉にできなかった
- こんなひと2 不器用だからこそ誰よりも努力した
- こんなひと3 心が動く就職先を探し続けた
- こんなひと4 「なんか違う」をごまかしきれなかった
- こんなひと5 「家政婦」がいつでも戻れる場所に⋯
- こんなひと6 私を変えた夫のロマンと田舎の暮らし
- こんなひと7 思いがあればレシピ以上のものができる
- タサン志麻一問一答
  　
かざらないひと3 「意志」を大事にするひと高尾美穂
- こんなひと1 自分は「凡人」だと感じたから
- こんなひと2 嫌がらせする人を達観して見ていた
- こんなひと3 好きなものは高校時代から変わらない
- こんなひと4 気づけば「人たらし」と言われていた
- こんなひと5 「あなたのいいところを私は知ってるよ」
- こんなひと6 すべてのことは自分で選べる
- こんなひと7 私たちは助け合って生きていく
- 高尾美穂一問一答
  　
かざらないひと4 「普通」を大事にするひと堀井美香
- こんなひと1 人に見つからないように全力疾走
- こんなひと2 「東京の普通」に負い目を感じて
- こんなひと3 嫉妬しない、口出ししない夫婦関係
- こんなひと4 人をあまり敵と思わない
- こんなひと5 メインではない場所が落ち着く
- こんなひと6 普通の人の本物の言葉を届けたい
- こんなひと7 自分を身軽にしていくのが心地いい
- 堀井美香一問一答
  　
かざらないひと5 「気持ち」を大事にするひと佐藤友子
- こんなひと1 10代で自分をリセットした
- こんなひと2 「本当の自分」はノートのなかに
- こんなひと3 自分を広げていくことが心地いい
- こんなひと4 私のなかの、うるさい友子
- こんなひと5 「働く主婦」である私
- こんなひと6 「ひとりの星」を持っている人が好き
- こんなひと7 停滞している自分とも向き合いたい
- 佐藤友子一問一答