本かつお
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●なぜ気になったか
本屋大賞常連の町田そのこさんの作品は今のとこやっぱりおもしろい。アマゾンでの内容紹介は短めだけどそれを読んだら本作もどんな話が展開されているのか知りたくなってしまい、早く読みたい気持ちになってしまった
●読了感想
これは受賞は無理かもだけど、また本屋大賞にノミネートされるに違いない、と思うほど楽しめた。読み始めたら、この物語はどう進むんだ?、どんな結末に至るんだ?、と気になって気になって途中でとめることなどできずに一気に読了
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 『アリ』とか『ナシ』とか当たり前に選ぶ側の立場に立つな
- 真心で接してくれる人を大事にしなさい
- (おじいさんには)、そり残しの髭がちらほらあるのが見えた。白髪交じりの短い髭は、冬の庭みたいだった。(中略)、からだに冬を持ってる感じがした
- 傷つくことを恐れてたら、何もできないよね。 (中略)、ようやく一本の道を進んでみようって気持ちになれた
- 「タイミングってのが、ある」(中略)、「ひとってのは、どれだけ相手を求め合っていても、考え合っていても、タイミングひとつでズレてしまう生き物なんだよ」
- 友達として付き合っていこうって言われたんだ。(オレは)、期待するほどいい奴じゃないからな、って付け足されて、やっぱりいいひとだなって思った
- 不便だけれど人の気配が多くない世界は心地いい
- 近くにいてもらおうとして傷つけるくらいなら、離れた場所で笑っていてほしい
- 反面教師でもいいんだ。それでも何かしらの役に立ったってことだろうから。いないよか、ましだ
- そもそも他人が誰かの生き方を否定する方がおかしいんだ。否定した奴らを否定するだけで、お前の人生を保証してくれるわけじゃない。お前が、お前に素直に生きることだけが、正解だよ
- 誰かのありのままを認めるには、己の器をでかくしないといけない
- 生きていく以上、時代に合わせて考えも変えていかなきゃ。過去の過ちを後悔して、詫びなきゃ。どれだけ昔のことであろうとも、傷つけたことがあるのなら
●目次
- 一章 ひまわりを花束にして
- 二章 クロッカスの女
- 三章 不器用なクレマチス
- 四章 木槿は甘い
- 五章 ひまわりを、君に
- エピローグ
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。