読了

バリ山行/松永K三蔵

本かつお
記事内に商品プロモーションを含みます

●なぜ気になったか

第171回芥川賞受賞作なのでなにはともあれ読んでみる。「純文山岳小説」と紹介されているが確立されたジャンルなのだろうか? 「芸術性や文学性を重視した、山や登山を主題とした小説」、そんなに多いとは思えないが・・・

●読了感想

「えっ、これが芥川賞?」と驚いた。賞に値しないとかでなく、今まで読んだ受賞作で一番楽しめたから。純文学の理解しがたさや退屈さがなく、さすがと感じる表現に情景をリアルにイメージさせてもらえて一気に読了。こうゆう芥川賞大歓迎!

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 「だって結局わからないでしょ」(中略)「どうなるかって、先のこと。みんな集まって騒いでさ、果てしのない議論したところで、実際どうなるかわからないでしょ」
  • 「みんなでヤバいヤバいって言い合ってさ、そういうことよりももっと現実というか、本物の危機と向き合わなきゃ」
  • 「不安とか、ないんですか?」「え? そりゃあるけど、それはそれでいいんじゃないかな」

●目次

  • なし

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
記事URLをコピーしました