本かつお
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●なぜ気になったか
秋田さんの本は2冊読んだが内容はほぼ忘失(汗)。しかし、2冊とも同意できることが多くあり、人生を考える上で参考なった覚えはある。本作で、62歳になった僕がいまさら人生デザインする気になるのか読んでみたい
●読了感想
やはり秋田さんの本からは示唆に富む考えを感じさせられる。読む前は、人生になにかをプラスするデザインをイメージしたが、60歳からの人生デザインとは、逆にマイナスすることを取り入れたデザインをすべき、と気付かされた
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- 60歳というのは、人生の大きな節目です。(中略)、脅かすわけでは無いのですが、自分から積極的に動かないと世間との接点は減っていく一方
- 「生きていくとは、このような上昇思考の積み重ねである」、(中略)、そういった思い込みを手放すと、人生は途端に楽になります。人の評価を気にしすぎることがなくなるから
- 「期待をしない」というのも、「気分が落ちない配慮」の一つです。周囲にも、社会にも、そして自分自身に対しても
- 物理的な整理整頓から得られる副次的な効果の大きさは、はかりしれません
- 時の流れとは無関係なところで、変わらないことを見つめ続けるほうが、幸せである気がする
- 「知ること」と「わかること」は異なる
- 「誰かに自分を楽しくしてもらったり、満たしてもらったりする」のではなく、自分の内部にいる自分という一番親しい友達を大事にすること
- 人と話す際には、〝言葉の花束〟を忘れない。自分の知見や持っている情報は、惜しみなく提供する
- 心の余裕は、諦めから
- 「(相手が誰であれ)、態度を常に変えないこと」が人としていかに大事か
- 「笑顔」が重要であるわけじゃありません。笑顔になれる気持ちのありようが大切なんです
- 待っていても「楽しいこと」「面白いこと」なんて起こりません。自分から進んで「楽しみに行く」ものです。「誰か遊びに来てくれないかな」と思っているなら、自分から遊びに行ったほうがいいと思います
- ある程度の年齢を重ねたら、(中略)、(本を読んで)、誰かが考えたことを鵜呑みにして、そのまま吸収することより、自ら「仮説」を考えられることのほうが大事です。その「仮説」の正しさを答え合わせするような気持ちで、本に向き合うことができれば理想的な気がします
- ビジネスの基本は、人を不安にすること。(中略)、特に「コンプレックスを煽って買わせる」という手口は、いつの世も変わらないかもしれません
- さっさとやって、さっさと失敗して、さっさともう一回やればいい
- 何かに迷った時。「気分が上がるかどうか」ではなく「気分が落ちるリスクはないか」に注目をすれば、かなりの程度まで失敗を遠ざけられます
- どんどん忘れていけばいいのです。それでも残っているのが、あなたの知識
- もっともいいのは、〝手ぶら〟で軽やかに進むこと。(中略)、「身軽になるために、何を置いていくか」。この話は、物質的な面にとどまらず、人間関係やしがらみ、習慣など、目に見えないものについても当てはまるかもしれません
●目次
- はじめに
- 【第1章心のデザイン】
- 向上心の粗熱と、現実との折り合いをうまくつける
- いろんな呪縛から、自分を解き放つ
- これからは、もっと自由です
- なんでもない道を歩いた時に、どう感じるか
- 「期待をしない」というポジティブな態度
- 人の経験は借りない
- 整理整頓からすべてが生まれる
- 時事的なニュースよりも、道端に咲く花の名前
- 「ふつう」ってなんでしょう
- 情報は、集めすぎると自分がなくなる
- 作られた言葉に惑わされない
- 若さを羨まない
- 【第2章人間関係のデザイン】
- 定年後も人生は続く
- 自分という一番親しい友達
- 微笑みは無音のプレゼント
- プライドを守るより、礼儀を尽くす
- 損得勘定は手放す
- 傷跡のない人って、いるんでしょうか
- 天才と比べて潔く諦める
- 謙虚と謙遜
- 見栄より誠実
- 言わない知性
- 人生はオリエンテーリング
- 竈に媚びる
- もし作るなら「それしちゃうと楽しそうリスト」
- 横に咲いている花の名前を言う
- お洒落について
- 人と話す時はステージに立つ
- 身近な人にも期待なんてしない
- 「素敵な手土産リスト」を作りましょう
- 会う時は1対1がいい
- 相手のニーズをつかむ
- 予期せぬ悪意から、身を守る
- 「言わない」という知性
- 正直は相手に苦みを与え、素直は甘みを与える
- 【第3章幸せのデザイン】
- 笑顔が大切なのではない
- 些事を投げない
- 自分のルーティンを楽しむ
- 力まない
- 毎日が、かけがえのない小旅行
- おばあちゃんたちのざわめき
- もっと自分らしく、本と付き合う
- 取り入れる情報は、選んだほうがいい
- 文は人なり
- ものの選び方
- 最上位モデルよりも、こまめなバージョンアップ
- 最先端は人に近づく
- すべてのことは「失敗込み」で考える
- ゲームは負けにいく
- 悩みとは、生涯付き合っていく
- 解決しようとしなくていい
- 【第4章お金と健康のデザイン】
- 節約にも節度あり
- サンドイッチ流で「幅の広さ」を楽しむ
- 「予金」のススメ
- 「損したくない」を手放す
- わたしの健康論
- 年上の巨人を見る
- 「気分を落とす要因」は排除する
- 「未来のストレス」が軽そうなほうを選ぶ
- 音楽の力を借りる
- 忘れちゃってもいいんです
- 手ぶらが一番
- 柔軟さと適応力
- デカフェとハチミツ
- 【 第5章人生のデザイン】
- 「余裕を生む仕組み」を作る
- 終の棲家をどうするか
- 墓ない人生
- 記憶のデザイン
- 悪口を言われる程度に、やんちゃでいる
- おわりに
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。