本かつお
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●なぜ気になったか
高瀬隼子さんは今のところ相性がいい作家さん。つまり、多少なりとも僕の感性を刺激する考えや表現を入れ込んだ作品を産み出してくれる作家さん。そんな高瀬さんがわざわざ「新しい」を冠した恋愛はどんな恋愛なのか知りたい
●読了感想
「新しい」が刺さり、今までにないどんな恋愛が書かれているのだろう?、と期待したが意外性はなかった。「好き好き!」な王道恋愛話ではなく、受け入れられるかは別として「ふむふむ、そんな恋愛も確かにあるかな」と思える話だった
アマゾンレビュー
●心に響いたフレーズ
- (付き合っていた彼女と)離れてしまえば、毎日メールや電話でつながり続けていたのが嘘のように、時間も心も自分のために戻ってきて、それになじんだ
- 子どもの頃って、好きって気持ちの終点が、必ずしも両思いになることじゃなかった気がするんだよね。好きな人の意識にのぼること、記憶されること、忘れられないことの方が重要だったかも
- わたしだったらホワイトデーにどんなに豪華なお返しをもらうのより、そっちがいい。ずっとわたしのことを覚えていてくれるっていう、お返し
- 好きって伝えてくる人たちは、それを伝えられる側の気持ちの責任は取ってくれない
●目次
- 花束の夜
- お返し
- 新しい恋愛
- あしたの待ち合わせ
- いくつも数える
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。