読了

生殖記/朝井リョウ

本かつお
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●なぜ気になったか

インパクトあるタイトル『桐島、部活やめるってよ』で著者を知ったが、『桐島』以外読んだことなかった。本屋大賞に『正欲』がノミネートされて読んだらおもしろかったのと、本書の紹介が意味不明だったので読みたくなった

●読了感想

語り手の考えへの賛否は別として、個人的に感じる社会のモヤモヤ感に多く触れられていて、「わかる〜、そうそう、そこなんだよね〜」と共感しながら一気に読了。会社員生活短いのによくこんな小説書けるなぁ、と朝井リョウさんの才能に驚愕

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 〝多様性〟という言葉が本来の意味を外れて氾濫するようになったことで、異なる意見を持つ個体同士での言い合いはかなり減りました。というか、そこに意味が見出されなくなりました。考え方は人それぞれだもんね
  • 本気で〝地球のために、できること〟をヒトに問うのならば、回答は一つ。絶滅です
  • 人の幸福は共同体との関係に大きく左右される、みたいな。共同体にとって自分がどういう存在なのかっていうのが幸福度に関係する
  • ヒトは論理より感情の生きもの
  • これまでヒトのオス個体が次世代個体の育成において担ってきた役割は、精子の提供を除けば〝金銭の調達〟以外ほぼ皆無だった

●目次

  • なし

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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