フリーランス農家という働き方／小葉松真里

本かつお

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●なぜ気になったか

専業農家、兼業農家は農業への関わり方として認知されている働き方。「フリーランス農家」という言葉からは、「農家へ出稼ぎに行く人のこと」と瞬間的に思ったが、もっと深い意味がありそうな内容紹介だったので読みたくなった

●読了感想

土地や設備を持たない人間でも農業に関わることができる、とても魅力的なひとつの働き方と思えた。農家として働くことを、土にまみれて作業するだけでなく、人をつなぐことも含めている点に新たな視点を感じた

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

(私には)、全然農家としての強みはない。しかし、農家のためには、何かができるーーそれが私の強みであることに気づいた。(中略)、農作物を作るプロは一杯いる。そこは彼らに任せて、私は私の得意なことをやればいい
やらなければ何でもゼロのままだ。未完成でも、理想通りならなくても、まずはやることが大事
この働き方(フリーランス農家)で気に入っているのは、自分の好きな場所で好きな人と一緒に自分のペースで仕事を作って働くことができる点である

●目次

一緒にワクワクの旅をーーまえがきにかえて！
　
1章元気で、視野が広くて、そして儲かっている農家ばかり
- フリーだからこそ見えたもの
  - 1 農業って、じつは新しい?!
  - 2 えっ、この人たち、みんな農家なの?!
    　
2章おカネも土地もワザもなし
- フリーランスしかないでしょ！
  - 1 知りたい農業の情報がない、そしてわかりにくい
  - 2 女子には新規就農ってかなりむずかしい
    　
3章一宿一飯のお世話になります，
- フリーランスの仕事事情
  - 1 進んで自分で仕事を作っていった
  - 2 農業には様々な関わり方があるーー幅広いフリーランスの仕事
    　
4章おためし農業、いろいろご紹介
- こんな関わり方がある
  - 1 ゆるく農業に関わってもいいじゃないか
  - 2 農業となにかを掛け合わせる
    　
5章素敵な、ミライの農家たち
- 農業って可能性しかない
  - 1 農産物を販売しない農家
  - 2 農家の嫁が自分らしい関わり方を模索する
  - 3 みんなをミカンのオレンジ色のような笑顔にしたい！
  - 4 有機農業で「自然と経済」を循環させる
  - 5 ルックスはモデル・・でも鶏の卵にかける思いは深く、強い
  - 6 飛騨の自然を生かし切る農業
  - 7 幅広く農業の可能性を見つけていく
  - 8 超健康体の牛を育てる
  - 9 自然栽培を推進するまちがある
    　
あとがきにかえて