読了

冬眠族の棲む穴/標野凪

本かつお
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●なぜ気になったか

なにで知ったか覚えがない。このタイトルだけでは読みたい1冊としてピックアップはしないはず。きっと心がちょっと疲れているときに、図書館の新着情報で表紙の絵をみて癒やされそうと感じ、紹介文をみて読みたくなったのだろう

●読了感想

中盤までは好みではないファンタジーながらも可もなく不可もなくで読み進められた。だが、真夏の浜辺での父親のまったく理解できない衝撃的行動に驚き、その後、作者の自己満な薄っぺらい作為を感じる作品にシラけ、残念な読後感

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 北風が吹き付けた。寒いな。まるで上辺だけの人間関係のように冷ややかだ

●目次

    • 立春<りっしゅん> ペンパル
    • 雨水<うすい> 水生生物
    • 啓蟄<けいちつ> 働き蜂
    • 春分<しゅんぶん> 後悔の向こう側
    • 清明<せいめい> スマートフォンの中身
    • 穀雨<こ<う> 誰がマーサを殺したか。
       
    • 立夏<りっか> ストレス講座
    • 小満<しょうまん> 憂鬱の果実
    • 老種<ぼうしゅ> 箱入り娘
    • 夏至<げし> 山頂の太陽
    • 小暑<しょうしょ> 四階の住人
    • 大暑<たいしょ> 真夏の浜辺
       
    • 立秋<りっしゅう> ビオラケース
    • 処暑<しょしょ> 朝の風景
    • 白露<は<ろ> 時速二十キロ
    • 秋分<しゅうぶん> 月見寺
    • 寒露<かんろ> 手芸上手
    • 霜降<そうこう> 木枯らしと紅葉
       
    • 立冬<りっとう> 真っ赤な果実
    • 小雪<しょうせつ> ピンク色の袋
    • 大雪<たいせつ> 冬眠族の棲む穴
    • 冬至<とうじ> マダムの時計
    • 小寒<しょうかん> かそけきもの
    • 大寒<だいかん> 極寒の修行者

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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