本かつお
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●なぜ気になったか
「読解力」は「文章を読んで内容を理解すること」が第一レベル。第二レベルとして「解釈し考える力」も加わる。理解、解釈、考えるの力量はどう判断すればいいのだろう、また、どうしたら高めることができるのであろう
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●目次
- はじめに
- 読解力は身につくのか
- そもそも読解力とはなんなのか
- 第一章 三つの読解
- 1 表象構築の読解力
- 2 三種類の読解の目的地
- 3 三つの目的地を目指して
- 第二章 読んで理解するための心の「道具」
- 1 「心のメモ帳」ワーキングメモリ
- 2 スキーマ
- 3 読解で使われる”心のメモ帳”と”フィルター”
- 第三章 文字を読むのは簡単か
- 1 線から文字への自動変換
- 2 文字を読めるのは当たり前か
- 3 文字を読めないことによって生じるつまずき
- 4 解決は可能か
- 第四章 単語を知っているということ–ボキャブラリー
- 1 単語を知らないことはどのくらい問題か
- 2 三種類の語彙
- 3 知っている単語を増やすには
- 4 適切な意味を選ぶ
- 5 語彙と読解
- 第五章 文の意味を読み解く
- 1 文をどのように「見ている」か
- 2 統語の基本一語順
- 3 ヒューリスティックを用いた意味理解
- 4 複雑な文の意味を理解する
- 5 文の外の情報を用いた推論
- 6 教科書は案外難しい
- 第六章 文章全体を把握する
- 1 命題と命題をつなげる
- 2 命題を整理する
- 3 トップダウンのプロセス
- 4 文章のジャンルによる違い–物語のほうが読みやすいのはなぜか
- 5 読み上げることと分かることの差
- 第七章 表象構築のために何ができるか
- 1 文章の要因、読み手の要因
- 2 読解能力とはなにか–読解のスキルと方略
- 3 読解方略を身につける
- 第八章 心を動かす読解
- 1 心を動かす読解に正解はあるのか
- 2 物語への旅
- 3 物語が人を変える
- 4 作戦としての物語説得
- 5 自分の枠を広げる力としての読解力
- 第九章 状況モデルの批判とアップデート
- 1 「わからないことがわかる」ーメタ認知
- 2 間違った知識を修正する
- 3 誤情報に対抗するためにできること
- 4 持っている枠を超える力としての読解力
- 第一〇章 おわりに–読解力の地図は描けたか
プロフィール
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。