読了

日曜日の文芸クラブ/小手鞠るい

本かつお
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●なぜ気になったか

著作はほとんど読んだことないが、「小手鞠」という姓が印象的だからなのか、なぜか気になっている作家さん。「読む人の心を動かす詩、感想文、小説を書く方法」という内容とのことで、表紙もきれいだしあまたある小説より先に読んでみたくなった

●読了感想

子どもにも伝わるように、との思いからか、とてもわかり易い表現で書かれてあり、文章を書く際に大事なことが染みるように伝わってきた。小学生の頃この本を読んでいれば、上手な読書感想文を書けたはず。ぜひとも子どもたちに読ませてあげたい1冊

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • (日記に)楽しいことを書けば書くほど、楽しい気持ちになってくるし、あとで読み返したときにも、楽しくなるに決まっていますよね。(中略)、日記帳を喜ばせてあげたい
  • 素晴らしい感想文を書くための秘訣とは。あなたの読んだ作品の作者に、手紙を書いてください
  • 感想文をじょうずに書く8つの秘訣
    • (1)あらすじは書かない
    • (2)作者に手紙を書くようにして書く
    • (3)自分にも他人にも敬意を持って書く
    • (4)読書によって起こった内面の変化について書く
    • (5)書かれた文章=自分だと思って読み直す
    • (6)読んだ本からの引用文、大いにけっこう
    • (7)素直に書く
    • (8)論理的に書く
  • (物語を書く際に)観念的に書いてはいけない。【観念的=現実を無視して、抽象的、空想的に頭のなかで考えること】
  • 私は孤独だ、私は寂しい、と、まったく書かれていないのに、読者に強くそのことを印象づけることに成功している。それは、この場面や関係性を「説明」しているのではなくて「描写」しているから

●目次

  • 第一回 ◆詩は野原から生まれる
    • 魔法の力
    • 詩人は野の人
    • 思いと想いをこめる
    • 詩はなぞなぞ
    • 第一回コラム おまけのQ&A
       
  • 第二回 ◆日記は歴史の一ページ
    • 創作ノート。
    • 父のまんが日記
    • ニューヨークの少年の日記
    • 作家の日記
    • 日記帳は優しい友だち
    • 第二回コラム 小手鞠るい流・日記帳と友だちになる8つのヒント
       
  • 第三回 ◆感想文は手紙のように
    • 手のひらの中の手紙
    • ひとつの変化
    • あらすじは書かない
    • 悪意は自分に戻ってくる
    • 文章は人を映し出す鏡
    • 素直な心、曇りのない目。
    • 思考の道すじ、文章の切れ味
    • 第三回コラム 小手鞠るい流・感想文をじょうずに書く8つの秘訣
       
  • 第四回 ◆物語を書く喜びと楽しみ
    • 悲しい物語が好き
    • 初めて書いた小説もどき
    • 文体って、なんだろう
    • 微笑みの秘密
    • 言語表現論『楽しく書こう』
    • 説明しないで描写する
    • テーマは読者が決める。
    • 制約を与えて書く
    • 書かれていないことの力
    • 自分なりの方法論を見つける
    • 第四回コラム おまけのQ&A

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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