新版 お金の減らし方/森博嗣
本かつお
読書は僕の小確幸
新作に限らず未読作も時間を作って読みたい作家さん。『52ヘルツのクジラたち』の風味が漂っている感じのあらすじなので、楽しめるであろうと期待してしまう。暗いんだけど、暗い中に灯る淡い光に希望を感じられる、町田そのこワールドであることを願う
苦しい、苦しい、こんな苦しい人生、小説とわかりながらも気持ちが本当に暗くなる。だけど、そこに光を灯し、決して眩しくなく光らせて、希望につなげてくれるのが町田そのこワールドの真骨頂。自分一人の映画館で感動映画を観れたような至福を味わえた