読了

静かなひとりごと/銀色夏生

本かつお
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●なぜ気になったか

たった8文字だが、タイトルを読んだ瞬間とても静寂な空気に包みこまれた。銀色夏生さんはほぼ同じ時代を生きてきた同世代。きっと人生の終わりを意識することは増えつつあるはず。今この時点でなにを考え、どんなひとりごとをつぶやいたのか知りたい

●読了感想

銀色ライト哲学集。そっか確かに、とすんなりと心に染み込む言葉に出会えたのが収穫。まぁそりゃそうだと当たり前に、うーんそうかなぁとこじつけ的に、そんなことどうでもいいよなど、感じることもいろいろ。そのいろいろな反応を楽しめたことも収穫

アマゾンレビュー

●心に響いたフレーズ

  • 物ごとは、価値も意味もすべて相対的だ。ひとつの側面だけを見て、幸せ、不幸せの判断はできない
  • 選択するということは、大げさに言うと夢を叶えているということ
  • どうなるかわからないとさえ思っていれば、怯むことはないと思う
  • 幸福は考え方の枠組みを変えることによってすぐに達成できる。考え方の枠組みを変えるというのは、自分で意味をつける、ということでもある
  • 漠然とした不安と具体的な心配は別。漠然とした不安は考えても無駄。具体的な心配にはできる限りの対処をするのみ
  • 日々のルーティーンは心の支えになる。(中略)、それがすべての時間を占めれば至福の日々
  • 何に幸せを感じるのか突き詰めていけば、他人のことが気にならなくなる。気にならなくなる度合いは突き詰める度合いに比例する
  • 視野が広くなればなるほど人は謙虚になる。なってしまう。
  • どうしようもないことってある。人と人には。(中略)、それはもう、そうなんだからしかたない。苦笑いしてあきらめよう
  • 人を尊重するいちばんの方法は、相手に立ち入らないこと
  • 解釈によって感情はどんどん変化していく

●目次

  • なし

プロフィール
本かつお
「観る読む歩く、釣る食べる、求められれば写真撮る」そんなマイペースな人生を淡々と・・・。
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